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マニュアル›レコード一括更新プラグイン

レコード一括更新プラグイン マニュアル

このプラグインでできること

「レコード一括更新プラグイン」は、レコード一覧画面のヘッダーに「一括更新」ボタンを追加するプラグインです。
いま一覧に絞り込まれているレコードを、指定したフィールドの値でまとめて更新できます。
1件ずつ開いて直す作業も、CSVファイルの書き出し・読み込みも必要ありません。

レコード一括更新プラグインの紹介ページを見る

主な機能は次のとおりです。

  • 一覧の絞り込み条件を、そのまま更新の対象に使う
  • 更新するフィールドと値を、モーダル(画面の上に開く小さな画面)で指定する
  • 「フィールドを追加」で、複数のフィールドを一度に更新する
  • 更新する前に、対象の件数と更新内容を確認する
  • 更新中は進捗を表示する
  • PC版・モバイル版のどちらでも動作する

こんな場面で役立ちます。

  • 今月分の案件だけを絞り込んで、「対応状況」をまとめて「完了」にする
  • 担当者が異動したときに、その人の担当レコードだけを絞り込んで、「担当者」をまとめて差し替える

💡 絞り込みはkintone標準の機能をそのまま使います。このプラグインが独自の絞り込み画面を出すことはありません。

レコード一覧画面のヘッダーに追加される「一括更新」ボタン

レコード一覧画面のヘッダーに追加される「一括更新」ボタン

動作環境・前提条件

2-1. 事前に必要な設定

アプリにこのプラグインを追加するだけで使えます。プラグインの設定項目はありません。
専用のフィールドを追加する必要もありません。

2-2. 必要な権限

対象必要な権限
プラグインを追加する人アプリの管理権限
一括更新を使う人対象のレコードの閲覧権限と編集権限
更新するフィールド編集可能であること(フィールドのアクセス権で編集を禁止していないこと)

アプリの管理権限がなくても、一括更新は使えます。PC版・モバイル版とも、必要な権限は同じです。

⚠️ 編集できないレコードが対象に含まれていると、そのレコードを含む処理が失敗します。詳しくは「5-3. 更新が途中で失敗したとき」をご覧ください。

2-3. 更新できるフィールド

更新できるフィールド更新できないフィールド
文字列(1行)計算
文字列(複数行)添付ファイル
リッチエディターテーブル(とテーブルの中のフィールド)
数値レコード番号・作成者・作成日時・更新者・更新日時
リンクステータス・作業者・カテゴリー
日付・時刻・日時上の一覧にないフィールド(関連レコード一覧など)
ドロップダウン・ラジオボタン
チェックボックス・複数選択
ユーザー選択・組織選択・グループ選択

更新できないフィールドは、モーダルの候補に表示されません。

2-4. PC版・モバイル版の対応

PC版モバイル版
「一括更新」ボタンの場所レコード一覧画面のヘッダーレコード一覧画面のヘッダー
更新できるフィールド2-3のとおり2-3のとおり
複数選択フィールドの入力欄複数選択のリストチェックボックス

モバイル版の違いは「4-8. モバイル版で使うとき」をご覧ください。

設定手順

このプラグインに設定項目はありません。アプリにプラグインを追加して、アプリを更新するだけで使えます。

3-1. 設定画面を開く(設定項目の確認)

  1. 対象のアプリで「アプリの設定」を開きます。
  2. 「プラグイン」をクリックします。
  3. 一覧から「レコード一括更新プラグイン」の歯車アイコンをクリックします。

プラグインの一覧から「レコード一括更新プラグイン」の歯車アイコンをクリックする

プラグインの一覧から「レコード一括更新プラグイン」の歯車アイコンをクリックする

設定画面には、プラグインの説明と「戻る」ボタンだけが表示されます。

設定画面。設定項目はなく、説明と「戻る」ボタンだけが表示される

設定画面。設定項目はなく、説明と「戻る」ボタンだけが表示される

  1. 内容を確認したら「戻る」をクリックします。
  2. アプリの設定画面で「アプリを更新」をクリックします。

アプリを更新すると、レコード一覧画面のヘッダーに「一括更新」ボタンが表示されます。

3-2. 設定項目の一覧

設定項目はありません。更新するフィールドと値は、使うたびにモーダルで指定します(「4. 使い方」)。

使い方

4-1. 更新したいレコードを一覧で絞り込む

kintone標準の絞り込み・検索・一覧(ビュー)を使って、更新したいレコードだけを表示します。

一覧に絞り込まれているレコードが、そのまま更新の対象になります。

⚠️ 画面に見えている分だけでなく、2ページ目以降のレコードも対象です。対象の件数は、あとで表示される確認ダイアログで確認できます。

4-2.「一括更新」ボタンを押す

  1. レコード一覧画面のヘッダーにある「一括更新」ボタンをクリックします。

「レコード一括更新」のモーダルが開きます。

「レコード一括更新」モーダルの初期表示(1行だけ表示される)

「レコード一括更新」モーダルの初期表示(1行だけ表示される)

4-3. 更新するフィールドと値を指定する

  1. 「フィールド」の「フィールドを選択」をクリックします。
  2. 更新したいフィールドを選びます。

文字を入力すると、候補が絞り込まれます。

「対応」と入力して候補を絞り込んだところ

「対応」と入力して候補を絞り込んだところ

フィールドを選ぶと、右の「値」に、そのフィールドの種類に合った入力欄が表示されます。

  1. 値を入力、または選択します。

ドロップダウンの例。先頭に「(空にする)」がある

ドロップダウンの例。先頭に「(空にする)」がある

フィールドの種類値の入れかた
文字列(1行)・リンク・文字列(複数行)・リッチエディター入力欄に文字を入力します
数値入力欄に数値を入力します。数字と「-」「.」以外は入力できません
日付・時刻・日時カレンダー、または時刻の一覧から選びます
ドロップダウン選択肢から選びます。先頭に「(空にする)」があります
ラジオボタン選択肢から選びます
チェックボックス・複数選択選択肢から、必要な数だけ選びます
ユーザー選択・組織選択・グループ選択候補から選びます

💡 ユーザー・組織・グループの一覧を取得できない権限の場合は、コードを直接入力する欄に切り替わります。ログイン名(ユーザーコード)などを入力して「追加」をクリックしてください(PC版はEnterキーでも追加できます)。追加したコードは、右の「×」で外せます。

4-4. 複数のフィールドをまとめて更新する

  1. 「フィールドを追加」をクリックします。

行が1つ増えます。行ごとに、別のフィールドと値を指定できます。

2つのフィールドを指定した状態

2つのフィールドを指定した状態

  1. 行を削除するときは、行の右上にある「−」をクリックします。

💡 すでに他の行で選んでいるフィールドは、候補に表示されません。同じフィールドを2回指定することはできません。

💡 行は、更新できるフィールドの数まで増やせます。行が1つだけのときは削除できません。

4-5. 値を空にする

値を入れずに更新すると、そのフィールドの値は消去されます。
確認ダイアログには「(空にする)」と表示されるので、意図しない消去はそこで気づけます。

⚠️ ラジオボタンは、kintoneの仕様で空にできません。値を選ばずに更新しようとすると「【フィールド名】値を選択してください」と表示されます。

4-6. 更新する

  1. モーダルの右下にある「更新する」をクリックします。

対象の件数と更新内容が、確認ダイアログに表示されます。

確認ダイアログ。対象の件数と、更新するフィールドと値が表示される

確認ダイアログ。対象の件数と、更新するフィールドと値が表示される

  1. 内容を確認して「更新する」をクリックします。やめるときは「キャンセル」をクリックします。

更新が始まります。100件ごとに処理し、進捗バーと「更新中… ◯ / ◯ 件」が表示されます。

⚠️ 更新中は、モーダルを閉じられません。終わるまで画面を操作しないでください。

更新が終わると、件数が表示されます。

更新が終わったときのダイアログ

更新が終わったときのダイアログ

  1. 「OK」をクリックします。

一覧が自動で読み込み直され、更新した内容が反映されます。

更新後の一覧。「対応状況」がすべて「対応中」に変わっている

更新後の一覧。「対応状況」がすべて「対応中」に変わっている

4-7. 使い方の例:今月の未対応の案件を、まとめて「対応中」にする

  1. レコード一覧で、kintoneの絞り込みを使い「対応予定日が今月」「対応状況が未対応」のレコードだけを表示します。
  2. ヘッダーの「一括更新」をクリックします。
  3. 「フィールドを選択」で「対応状況」を選び、「値」で「対応中」を選びます。
  4. あわせて担当者も決めるときは、「フィールドを追加」をクリックし、2行目で「担当者」を選んで、担当するユーザーを選びます。
  5. 「更新する」をクリックします。
  6. 確認ダイアログで、件数と「対応状況:対応中」などの更新内容を確かめて、「更新する」をクリックします。
  7. 「更新しました」と表示されたら「OK」をクリックします。一覧が読み込み直され、対象のレコードがすべて「対応中」に変わります。

4-8. モバイル版で使うとき

モバイル版でも、レコード一覧画面のヘッダーに「一括更新」ボタンが表示されます。操作の流れはPC版と同じです。

  • 複数選択フィールドの入力欄は、狭い画面でも選びやすいように、チェックボックスで表示されます
  • モバイル版では、フィールドの一覧をkintoneから取得できなかったときに「フィールドを取得できません」と表示されます(「6-1. 表示されるメッセージと対処」)

制限事項・注意点

5-1. 更新した内容は元に戻せません

一括更新した値を、まとめて元に戻す機能はありません。
更新する前に、確認ダイアログの内容を必ず確認してください。

💡 心配なときは、先にレコードをCSVファイルで書き出しておくと、戻したいときの手がかりになります。

5-2. 対象は「一覧に絞り込まれているレコード全件」です

レコードのチェックボックスで選んだ分だけを更新する機能ではありません。
一部だけを更新したいときは、先に一覧の絞り込みでその範囲まで絞り込んでください。

5-3. 更新が途中で失敗したとき

100件ずつ処理するため、途中で失敗するとそこまでの分は更新済みです。
この場合は「◯件まで更新済みです。残りは更新されていません。」と表示されます。

原因(権限の不足、入力した値の誤りなど)を直してから、残りを改めて更新してください。

5-4. 他の人の更新を上書きします

更新の直前に他の人が同じレコードを更新していても、エラーにはならず上書きします。
一括更新は「いまの値を見てから更新する」操作ではないため、この動きにしています。

5-5. ユーザー・組織・グループの候補は5,000件までです

ユーザー選択・組織選択・グループ選択の候補は、それぞれ最大5,000件まで読み込みます。

5-6. その他の制限

  • 必須フィールドを空にすることはできません。kintone側でエラーになります
  • プロセス管理のステータス・作業者は更新できません(kintoneの仕様)
  • 更新すると、更新者と更新日時は一括更新を実行したユーザー・日時に変わります
  • 「一括更新」ボタンが表示されるのは、レコードの一覧画面だけです

困ったときは

6-1. 表示されるメッセージと対処

表示されるメッセージ原因と対処
フィールドが選択されていない行がありますフィールドを選んでいない行があります。すべての行でフィールドを選ぶか、不要な行を「−」で削除します
【フィールド名】数値で入力してください数値フィールドの値が数値になっていません。数値で入力し直します
【フィールド名】値を選択してくださいラジオボタンの値が選ばれていません。値を選びます(ラジオボタンは空にできません)
【フィールド名】日時を正しく入力してください日時の値が正しくありません。日付と時刻の両方を指定します
同じフィールドが複数の行で選択されています同じフィールドを2つの行で選んでいます。重複している行を削除します
更新できるフィールドがありませんこのアプリには一括更新の対象にできるフィールドがありません。「2-3. 更新できるフィールド」を確認します
フィールドを取得できません(モバイル版)フィールドの一覧をkintoneから取得できませんでした。下に表示される理由を確認し、時間をおいて再度開きます。続くときはPC版から実行します
レコードの取得に失敗しました対象のレコードを取得できませんでした。下に表示される理由を確認し、時間をおいて再度実行します
対象のレコードがありません一覧の絞り込みの結果が0件です。絞り込みを見直します
◯件を一括更新します実行前の確認です。件数と更新内容を確かめて「更新する」をクリックします
更新に失敗しました下に表示される理由(権限の不足、必須フィールドを空にしようとした など)を直し、残りを改めて更新します。表示された件数までは更新済みです
更新しました正常に終わりました。「OK」で一覧が読み込み直されます

6-2. うまく動かないときの確認ポイント

  • アプリにプラグインを追加したあと、「アプリを更新」をクリックしたか
  • アプリの設定の「プラグイン」で、このプラグインが一覧にあり、有効になっているか
  • 開いているのがレコードの一覧画面か(詳細画面・追加画面にはボタンは出ません)
  • 対象のレコードを編集する権限があるか、更新したいフィールドの編集がアクセス権で禁止されていないか
  • 一覧の絞り込みが、更新したい範囲と合っているか(確認ダイアログの件数で確かめられます)

6-3. よくある質問

一覧でチェックを付けたレコードだけを更新できますか?

できません。対象は、いま一覧に絞り込まれているレコード全件です。一部だけを更新したいときは、一覧の絞り込みでその範囲まで絞り込んでください。

表示されている1ページ分だけが更新されますか?

いいえ。2ページ目以降も含めて、絞り込まれているレコードすべてが対象です。件数は確認ダイアログで確かめられます。

間違えて更新してしまいました。元に戻せますか?

プラグインには元に戻す機能はありません。必要に応じて、手作業で直してください。大きな更新の前には、CSVファイルで書き出しておくと安心です。

更新したいフィールドが候補に出てきません

計算・添付ファイル・テーブルの中のフィールドなど、更新できない種類のフィールドは候補に出ません(「2-3. 更新できるフィールド」)。また、ほかの行ですでに選んでいるフィールドも候補から外れます。

アプリの管理権限がない人も使えますか?

使えます。必要なのは、対象のレコードを閲覧・編集する権限です。PC版・モバイル版とも同じです。

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