このプラグインでできること
「レコード一覧フィルタープラグイン」は、レコード一覧のヘッダーに、Excel のオートフィルターのような絞り込みを追加するプラグインです。
見ている列のヘッダーをクリックするだけで、その列の種類に合った条件で絞り込めます。
kintone 標準の「絞り込む」を開いて、条件を組み立て直す必要がありません。
主な機能は次のとおりです。
- ヘッダーをクリックして、その列だけで絞り込む
- 列の種類に合わせて入力欄が変わる(数値は「以上・以下」、文字は「含む・含まない」、選択肢は値の選択、日付・時刻は期間)
- 値が入っていない「空欄」のレコードだけを探せる
- 複数の列で絞り込むと、すべての条件を満たすレコードだけが表示される
- 同じパネルの中で、昇順・降順の並び替えもできる
- 絞り込み中の列は、ヘッダーの色でわかる
💡 kintone 標準の「絞り込む」と一緒に使えます。詳しくは「5-2. kintone 標準の絞り込みとの関係」をご覧ください。
動作環境・前提条件
2-1. 事前に必要な設定
アプリにこのプラグインを追加するだけで使えます。プラグインの設定項目はありません。
専用のフィールドを追加する必要もありません。
2-2. 対応する画面
| 画面 | 動作 |
|---|---|
| パソコンのレコード一覧 | 動作します |
| レコード一覧の「(すべて)」 | 動作しません(5-1 をご覧ください) |
| モバイル版 | 動作しません |
| レコードの詳細・追加・編集画面 | 動作しません(一覧専用です) |
2-3. 必要な権限
対象レコードの閲覧権限があれば使えます。アプリの管理権限は必要ありません。
2-4. 絞り込めるフィールドの種類
| フィールド | 絞り込みかた |
|---|---|
| 文字列(1行)・リンク | を含む/を含まない/と等しい/と等しくない/が空/が空でない |
| 文字列(複数行)・リッチエディター | を含む/を含まない |
| 数値・計算・レコード番号 | ○○以上・○○以下/空欄のみ |
| ドロップダウン・ラジオボタン・チェックボックス・複数選択・ステータス | 値を選ぶ(複数可)/(空欄) |
| 日付・時刻 | ○○以降・○○以前/空欄のみ |
| 日時・作成日時・更新日時 | ○○以降・○○以前(日付で指定)/空欄のみ |
| ユーザー選択・組織選択・グループ選択・作成者・更新者 | 値を選ぶ(複数可)/(空欄) |
⚠️ 添付ファイルと、テーブルの中のフィールドは絞り込めません。フィルターのアイコンも表示されません。
⚠️ 選択肢が1つも登録されていない列には、選べる値がないためフィルターを表示しません。削除された選択肢も候補に出ません。
⚠️ ステータスの列で絞り込めるのは、プロセス管理を有効にしているアプリだけです。
設定手順
このプラグインに設定項目はありません。アプリにプラグインを追加して、アプリを更新するだけで使えます。
3-1. 設定画面を開く(設定項目の確認)
- 対象のアプリで「アプリの設定」を開きます。
- 「プラグイン」をクリックします。
- 一覧から「レコード一覧フィルタープラグイン」の歯車アイコンをクリックします。
プラグインの一覧から「レコード一覧フィルタープラグイン」の歯車アイコンをクリックする
設定画面には、プラグインの説明と「戻る」ボタンだけが表示されます。
設定画面。設定項目はなく、説明と「戻る」ボタンだけが表示される
- 内容を確認したら「戻る」をクリックします。
- アプリの設定画面で「アプリを更新」をクリックします。
アプリを更新すると、レコード一覧のヘッダーにフィルターのアイコンが表示されます。
レコード一覧のヘッダー右端に表示されるフィルターのアイコン
使い方
4-1. ヘッダーをクリックする
一覧のヘッダーの右端に、漏斗(じょうご)のアイコンが表示されます。
- 絞り込みたい列のヘッダーをクリックします。
その列のフィルターパネルが開きます。ヘッダーのどこをクリックしても開きます。
数値の列のヘッダーをクリックすると、フィルターパネルが開く(例:下限に1000を入力)
💡 ヘッダー右端の、列幅を変えるつまみはこれまでどおりドラッグで操作できます。幅を変えてもパネルは開きません。
💡 パネルは、×・パネルの外をクリック・画面のスクロール・Esc キーで閉じます。同じ列のヘッダーをもう一度クリックしても閉じます。
4-2. 条件を入れて「絞り込む」
列の種類に合った入力欄が表示されます。
- 条件を入力、または選択します。
- パネル下部の「絞り込む」をクリックします。
一覧が絞り込まれた状態で表示されます。
| 列の種類 | 入れかた |
|---|---|
| 文字 | 文字を入力し、下の欄で「を含む」などの条件を選びます |
| 数値 | 「下限」「上限」を入力します。どちらか片方だけでも絞り込めます |
| 選択肢 | 候補にチェックを付けます。チェックを付けた値のいずれかに当てはまるレコードが表示されます |
| 日付・日時・時刻 | 「以降」「以前」を指定します。どちらか片方だけでも絞り込めます |
| ユーザー・組織・グループ | 選択肢と同じチェックボックスで選びます |
文字の列。文字を入力し、下の欄で「を含む」「と等しい」「が空」などの条件を選ぶ
選択肢の列。候補にチェックを付ける。「(空欄)」を選ぶと、値が入っていないレコードも対象になる
💡 文字や数値の入力欄では、Enter キーでもそのまま絞り込めます。
⚠️ 日時の列は、時刻ではなく日付で指定します。指定した日の 0:00 から 23:59 までが対象になります。
4-3. ユーザー・組織・グループの候補について
これらの列の候補は、そのアプリのレコードに実際に入っている値から作られます。アプリの設定で決めた選択肢ではありません。
⚠️ どのレコードにも入っていないユーザーは、候補に出ません。
⚠️ レコードが多いアプリでは、先頭500件から候補を集めます。500件を超えているときは「先頭500件のレコードから集めた候補です」とパネルに表示されます。
4-4. 空欄で絞り込む
値が入っていないレコードだけを探せます。指定のしかたは列の種類で変わります。
| 列の種類 | 指定のしかた |
|---|---|
| 選択肢・ユーザー・組織・グループ | 候補の一覧にある「(空欄)」にチェックを付けます。ほかの値と一緒に選ぶこともできます |
| 数値・日付・日時・時刻 | 「空欄のみ」にチェックを付けます。チェックを付けると上限・下限の欄は消えます |
| 文字列(1行)・リンク | 条件の欄で「が空」「が空でない」を選びます |
⚠️ 文字列(複数行)とリッチエディターは、kintone の仕様上、空欄での絞り込みができません。
4-5. 複数の列で絞り込む
列を変えて同じ操作をすると、条件が積み上がります。
すべての条件を満たすレコードだけが表示されます。
絞り込み中の列は、ヘッダーの背景が水色になり、アイコンも青くなります。どの列で絞り込んでいるかが一目でわかります。
「数値」と「ドロップダウン」の2列で絞り込んだ状態。絞り込み中の列はヘッダーが水色になる
4-6. 並び替える
- 並び替えたい列のヘッダーをクリックします。
- パネル上部の「昇順」または「降順」をクリックします。
並び替え中の列には、ヘッダーに ▲(昇順)または ▼(降順)が表示されます。
「数値」の列を降順で並び替えた状態。ヘッダーに ▼ が表示される
- 元の並び順に戻すときは、同じパネルの「解除」をクリックします。
⚠️ kintone の仕様で並び替えに使えない種類のフィールド(チェックボックス・複数選択・ユーザー選択・文字列(複数行)など)では、「昇順」「降順」は表示されません。
💡 ヘッダーをクリックして並び替える kintone 標準の操作は、このパネルの中に移しています。
4-7. 絞り込みを解除する
| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| その列だけ解除する | その列のパネルを開いて「この列を解除」をクリック |
| 全部まとめて解除する | どの列のパネルからでも「すべての絞り込みを解除」をクリック |
💡 「すべての絞り込みを解除」は、どこかの列で絞り込んでいるときだけ表示されます。並び替えも同時に解除されます。
💡 一覧を選び直したり、アプリを開き直したりしても絞り込みは解除されます。
制限事項・注意点
5-1. 一覧「(すべて)」では動作しません
「(すべて)」は表示されるフィールドが多くなりやすく、ヘッダーが扱いづらくなるため、このプラグインは動作しません。
絞り込みたい一覧(ビュー)を選んでからお使いください。
5-2. kintone 標準の絞り込みとの関係
標準の「絞り込む」で条件を入れたあと、さらに列フィルターで絞り込めます。標準側の条件は残ったまま、その上に積み上がります。
⚠️ 逆に、列フィルターで絞り込んだあとに標準の「絞り込む」を使うと、標準側の条件が新しい土台になり、列フィルターの条件はいったん解除されます。
5-3. 絞り込むと画面が読み込み直されます
絞り込みは、一覧そのものを開き直すことで行っています。そのため、絞り込むたびに画面がいったん再読み込みされます。
💡 並び替えだけを変えたときは、再読み込みされません。
5-4. 絞り込んだ状態は保存されません
絞り込んだ条件を名前を付けて保存する機能はありません。
繰り返し使う条件は、kintone 標準の一覧(ビュー)としてご登録ください。
💡 このプラグインは「その場で何度も条件を変えて探す」ための機能です。
5-5. そのほかの注意点
- モバイル版の一覧では何も表示されません。パソコン専用です
- 絞り込んだ状態で kintone 標準の「ファイルに書き出す」を使うと、絞り込み後のレコードが対象になります
- プロセス管理を無効にしているアプリでは、ステータスの列にフィルターは表示されません
よくある質問
Q. ヘッダーをクリックしても並び替わらなくなりました
並び替えはフィルターパネルの中に移しています。パネル上部の「昇順」「降順」をお使いください。
Q. 選択肢の列にフィルターのアイコンが出ません
アプリの設定で選択肢が1つも登録されていない列には、選べる値がないためフィルターを出していません。
Q. ユーザー選択の候補に、いるはずの人が出てきません
候補はアプリのレコードに実際に入っている値から作るため、どのレコードにも入っていない人は出ません。
また、レコードが500件を超えるアプリでは、先頭500件から候補を集めます。
Q. 絞り込んだ結果をそのまま CSV に書き出せますか?
できます。絞り込んだ状態で kintone 標準の「ファイルに書き出す」をお使いください。
Q. アプリの管理権限がないユーザーでも使えますか?
使えます。レコードの閲覧権限があれば、絞り込みも並び替えもできます。