このプラグインでできること
自動採番プラグインは、kintoneの文字列1行フィールドに管理番号を自動で入力します。
見積番号・請求番号・案件番号などを、決めたルールどおりに採番できます。
番号は「プレフィックス」「接続文字」「連番」の3つを組み合わせて作ります。
条件を設定すれば、レコードの内容ごとに違う番号を振り分けられます。
主な機能は次のとおりです。
- レコードの保存時に自動で採番します
- プロセス管理のアクション実行時に採番します
- フォームに配置したボタンを押して採番します
- レコードの内容に応じて、採番ルールを切り替えます
- 年ごと・月ごと・日ごとに連番をリセットします
- テーブル(サブテーブル)の行にも採番します
- 一覧画面から、採番されていない既存レコードを一括で採番します
- 1つのアプリで、最大5つの採番設定を同時に運用します
💡 モバイルでも利用できます。
動作環境・前提条件
2-1. 必要な権限
設定を行うには、対象アプリの「アプリ管理権限」が必要です。
採番を利用するユーザーには、対象アプリのレコード閲覧権限が必要です。
⚠️ レコードのアクセス権を設定している場合、採番が正しく行われないことがあります。既存の番号が見えないユーザーは、正しい次の番号を計算できないためです。この場合は「3-9. 高度な設定を行う」の「APIトークン」を設定してください。
2-2. 事前に必要なフィールド
採番先として、文字列1行のフィールドをアプリに追加してください。
このプラグインは、文字列1行フィールド以外には採番できません。
⚠️ 採番先のフィールドは、フィールドの設定で「値の重複を禁止する」にチェックを入れることを推奨します。万が一同じ番号が振られた場合に、保存時のエラーで気付くことができます。
採番先のフィールドで「値の重複を禁止する」にチェックを入れる
採番するタイミングによって、次の準備が追加で必要です。
| 採番するタイミング | 事前に必要な設定 |
|---|---|
| 「レコードを保存したとき」 | 追加の準備は不要です |
| 「プロセス管理を実行したとき」 | アプリの「プロセス管理」を有効にし、アクションを作成します |
| 「ボタンをクリックしたとき」 | フォームに「スペース」を配置し、要素IDを設定します |
2-3. 条件やプレフィックスに使えないフィールド
次のフィールドは、条件の設定にもプレフィックスにも使用できません。
設定画面の選択肢に表示されません。
- レコード番号
- 作成者/更新者
- 作成日時/更新日時
- ステータス/作業者
- カテゴリー
- リッチエディター
- 添付ファイル
- ユーザー選択/組織選択/グループ選択
また、プレフィックスには次のフィールドも使用できません。
- 文字列(複数行)
- チェックボックス
- 複数選択
- リンク
💡 採番フィールドがテーブルの外にある場合、条件やプレフィックスにはテーブルの外のフィールドだけを使えます。採番フィールドがテーブルの中にある場合は、テーブルの外のフィールドと、同じテーブルの中のフィールドを使えます。
設定手順
3-1. 設定画面を開く
- 対象のアプリを開きます。
- 画面右上の歯車アイコンから「アプリの設定」を開きます。
- 「設定」タブの「プラグイン」をクリックします。
- 一覧から「自動採番プラグイン」の歯車アイコンをクリックします。
設定画面が表示されます。
画面上部に「自動採番設定」「高度な設定」の2つのタブがあります。
設定画面の「自動採番設定」「高度な設定」タブ
💡 設定画面はいつでも「Ctrl」+「S」キー(Macの場合は「Command」+「S」キー)で保存できます。
3-2. 採番設定を追加する
採番設定とは、1つの採番フィールドに対するルールのまとまりです。
- 「自動採番設定」タブを開きます。
- 設定タブの右にある「+」アイコンをクリックします。
新しい採番設定が追加され、設定項目が表示されます。
「+」アイコンで採番設定を追加する
⚠️ 採番設定は5つまでしか作成できません。6つ目を追加しようとすると「採番設定は5つまでです」と表示されます。
作成した採番設定を削除する場合は、次の操作を行います。
- 削除したい採番設定のタブをクリックします。
- 画面右上のごみ箱アイコンをクリックします。
ごみ箱アイコンで採番設定を削除する
3-3. 採番するタイミングを選ぶ
設定画面の「採番するタイミング」で、採番を実行する場面を選びます。
- 「採番するタイミング」のプルダウンをクリックします。
- 次の3つから1つを選びます。
| 選択肢 | 採番されるタイミング |
|---|---|
| 「レコードを保存したとき」 | レコードの追加・編集を保存したとき |
| 「プロセス管理を実行したとき」 | 指定したアクションを実行したとき |
| 「ボタンをクリックしたとき」 | フォーム上のボタンを押したとき |
「採番するタイミング」を選ぶ
選んだ内容によって、次に表示される項目が変わります。
3-3-1. 「レコードを保存したとき」を選んだ場合
追加の設定は不要です。
「3-4. 採番フィールドを選ぶ」に進みます。
3-3-2. 「プロセス管理を実行したとき」を選んだ場合
「採番するプロセス」が表示されます。
- 「採番するプロセス」のプルダウンをクリックします。
- 採番のきっかけにするアクション名を選びます。
「採番するプロセス」でアクションを選ぶ
⚠️ プルダウンには、アプリの「プロセス管理」で設定したアクション名が表示されます。選択肢が表示されない場合は、先にアプリの「プロセス管理」を設定してください。
3-3-3. 「ボタンをクリックしたとき」を選んだ場合
「ボタンを表示するスペースフィールド」が表示されます。
- 「ボタンを表示するスペースフィールド」のプルダウンをクリックします。
- ボタンを表示したいスペースの要素IDを選びます。
「ボタンを表示するスペースフィールド」を選ぶ
⚠️ プルダウンには、フォームに配置した「スペース」の要素IDが表示されます。選択肢が表示されない場合は、先にフォームに「スペース」を配置し、要素IDを設定してください。
💡 ボタンは、レコードの追加画面と編集画面に表示されます。レコードの詳細画面には表示されません。
3-4. 採番フィールドを選ぶ
番号を入力するフィールドを指定します。
- 「採番フィールドの選択」のプルダウンをクリックします。
- 番号を入れたいフィールドを選びます。
「採番フィールドの選択」で採番先を選ぶ
選択すると、画面上部の設定タブの名前が、選んだフィールド名に変わります。
💡 プルダウンには、文字列1行フィールドだけが表示されます。テーブル内のフィールドは「[テーブル名] フィールド名」の形式で表示されます。
⚠️ 選んだフィールドに「値の重複を禁止する」が設定されていない場合は、「このフィールドに「値の重複を禁止する」が設定されていません。」という注意が表示されます。アプリの「フォーム」で、このフィールドの「値の重複を禁止する」にチェックを入れてください(テーブル内のフィールドには表示されません)。
3-5. テーブル採番の範囲を選ぶ
この項目は、テーブル内のフィールドを選んだ場合だけ表示されます。
- 「テーブル採番の範囲」のプルダウンをクリックします。
- 次の2つから1つを選びます。
| 選択肢 | 採番のされ方 |
|---|---|
| 「レコード内のみで採番」 | レコードごとに1から採番します |
| 「レコードを跨いで採番」 | アプリ全体で連続した番号を採番します |
「テーブル採番の範囲」を選ぶ
⚠️ 「レコードを跨いで採番」を選んだ場合、テーブルに番号が空欄の行が1行でもあると、そのレコードのテーブル全体の番号が振り直されます。既に番号が入っている行の番号も変わります。
3-6. 採番する条件を設定する
「採番する条件の設定」で、番号の作り方を決めます。
条件は複数作成でき、レコードの内容によって使い分けられます。
- 「採番する条件の設定」の「条件追加」をクリックします。
一覧に条件が1件追加されます。
「条件追加」で条件を追加する
追加された条件には、次の2行が表示されます。
- 「条件:」…どのレコードに適用するか
- 「採番:」…どのような番号になるか(プレビュー)
💡 条件を何も設定していない場合、「条件:すべてのレコード」と表示されます。この条件はすべてのレコードに適用されます。
- 条件の右にある鉛筆アイコンをクリックします。
「採番条件設定」の画面が開きます。
「採番条件設定」の画面
3-6-1. 条件を追加する
レコードの内容によって番号を使い分けたい場合に設定します。
すべてのレコードを同じルールで採番する場合は、この設定は不要です。
- 「採番条件設定」の「条件」で「条件の追加」をクリックします。
条件の入力欄が1行追加されます。
条件の入力欄
- 左のプルダウンで、判定に使うフィールドを選びます。
- 中央のプルダウンで、判定方法を選びます。
- 右の欄に、比較する値を入力または選択します。
判定方法の選択肢は、選んだフィールドの種類によって変わります。
| フィールドの種類 | 選択できる判定方法 |
|---|---|
| 数値、計算 | 「=(等しい)」「≠(等しくない)」「≦(以下)」「≧(以上)」 |
| 文字列1行、リンク | 「=(等しい)」「≠(等しくない)」「次のキーワードを含む」「次のキーワードを含まない」 |
| 日付、時刻、日時 | 「=(等しい)」「≠(等しくない)」「<(より前)」「≦(以前)」「≧(以降)」「>(より後)」 |
| ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウン、複数選択 | 「次のいずれかを含む」「次のいずれも含まない」 |
| 文字列複数行 | 「次のキーワードを含む」「次のキーワードを含まない」「空欄である」「空欄ではない」 |
⚠️ 条件を複数行追加した場合、すべての条件を満たしたレコードだけが対象になります。「または」の指定はできません。
選択肢から選ぶフィールドでは、値がボタン形式で表示されます。
- 使いたい値をクリックします。
- 選択された値にチェックアイコンが表示されます。
選択肢の値をクリックして選ぶ
💡 一番上の「--」は、値が空欄であることを表します。
条件行を増やす場合は「+」アイコン、減らす場合は「−」アイコンをクリックします。
3-6-2. プレフィックスを設定する
プレフィックス(番号の前に付ける文字列)を設定します。
- 「プレフィックス(番号の前の文字列)」のプルダウンをクリックします。
- 次の3つから1つを選びます。
| 選択肢 | 内容 |
|---|---|
| 「なし」 | プレフィックスを付けません |
| 「テキスト入力」 | 入力した固定の文字列を付けます |
| 「フィールドの値」 | 選んだフィールドの値を付けます |
プレフィックスの種類を選ぶ
「テキスト入力」を選んだ場合の操作は次のとおりです。
- 右の入力欄に文字列を入力します。
「テキスト入力」で固定の文字列を入力する
「フィールドの値」を選んだ場合の操作は次のとおりです。
- 右のプルダウンで、プレフィックスに使うフィールドを選びます。
「フィールドの値」でプレフィックスに使うフィールドを選ぶ
日付・日時フィールドを選んだ場合は、書式のプルダウンが追加で表示されます。
- 書式のプルダウンをクリックします。
- 次の7つから1つを選びます。
| 選択肢 | 出力例 |
|---|---|
| 「年月日:20260101」 | 20260101 |
| 「年月:202601」 | 202601 |
| 「年:2026」 | 2026 |
| 「年(2桁)月日:260101」 | 260101 |
| 「年(2桁)月:2601」 | 2601 |
| 「年(2桁):26」 | 26 |
| 「月日:0101」 | 0101 |
日付の書式を選ぶ
⚠️ プレフィックスに指定したフィールドが空欄のレコードでは、プレフィックスが付きません。接続文字も付かず、連番だけの番号になります。
3-6-3. 接続文字を設定する
プレフィックスと連番の間に入れる記号を選びます。
- 「接続文字」のプルダウンをクリックします。
- 「-(ハイフン)」または「_(アンダーバー)」を選びます。
「接続文字」を選ぶ
💡 プレフィックスが「なし」の場合、接続文字は付きません。
3-6-4. ゼロ埋めと桁数を設定する
連番部分の見た目を設定します。
- 「採番設定」の「ゼロ埋め」で「する」または「しない」をクリックします。
「ゼロ埋め」の「する」「しない」
「する」を選んだ場合は、桁数を指定します。
- 「ゼロ埋め桁数」に数字を入力します。
指定できる桁数は2〜30です。
「ゼロ埋め桁数」とプレビュー
「プレビュー」に、設定した内容での表示例が出ます。
⚠️ 運用の途中でゼロ埋めの桁数を変更しないでください。桁数の違う番号が混在すると、番号の重複や採番の遅延が起きることがあります。既存データを他システムから移行した場合も、桁数を統一してください。
3-6-5. 連番リセットタイミングを設定する
この項目は、「プレフィックス(番号の前の文字列)」で「フィールドの値」を選び、かつ日付・日時フィールドを指定した場合だけ表示されます。
- 「連番リセットタイミング」で、次の4つから1つをクリックします。
| 選択肢 | 連番が1に戻るタイミング |
|---|---|
| 「なし」 | リセットしません |
| 「年毎」 | 年が変わったとき |
| 「月毎」 | 月が変わったとき |
| 「日毎」 | 日が変わったとき |
「連番リセットタイミング」を選ぶ
⚠️ 「連番リセットタイミング」は、その採番設定の全条件に適用されます。条件ごとに別々のリセットタイミングを設定することはできません。
3-6-6. 条件設定を確定する
- 「採番条件設定」の画面下部にある「設定」をクリックします。
画面が閉じ、一覧の「条件:」と「採番:」の表示が更新されます。
「設定」で条件を確定する
⚠️ 設定をやめる場合は「キャンセル」をクリックします。ただし「連番リセットタイミング」の変更だけは、「キャンセル」を押しても取り消されません。
3-7. 条件の優先順位を並べ替える
条件が複数ある場合、上から順に判定されます。
最初に条件を満たしたものだけが使われます。
- 並べ替えたい条件の左にある点々のアイコンにマウスを合わせます。
- そのままドラッグして、目的の位置で離します。
点々のアイコンをドラッグして条件を並べ替える
⚠️ 「条件:すべてのレコード」の条件は、すべてのレコードに一致します。この条件を上に置くと、下の条件は判定されません。一番下に置いてください。
条件を削除する場合は、条件の右にあるごみ箱アイコンをクリックします。
3-8. 採番設定を複数作る
1つのアプリで、複数のフィールドに別々のルールで採番できます。
- 画面上部の設定タブの右にある「+」アイコンをクリックします。
- 「3-3. 採番するタイミングを選ぶ」以降の手順を繰り返します。
複数の採番設定のタブ
設定を切り替えるには、画面上部の設定タブをクリックします。
3-9. 高度な設定を行う
- 画面上部の「高度な設定」タブをクリックします。
「高度な設定」タブ
3-9-1. 一括採番を有効にする
一覧画面に「一括採番」ボタンを表示します。
- 「一括採番」のチェックボックスをクリックします。
チェックが入ると、一覧画面に「一括採番」ボタンが表示されるようになります。
「一括採番」のチェックボックス
💡 項目の説明には「表示中の一覧で採番されていないレコードを一括採番ボタンで採番する」と表示されます。
3-9-2. APIトークンを設定する
レコードのアクセス権を設定している場合に使用します。
- 「APIトークンの設定」のリンクをクリックします。
- 別画面でAPIトークンを生成します。
- 生成したトークンに「レコード閲覧」権限を付与します。
- アプリを更新します。
- 設定画面に戻り、「APIトークン」の入力欄にトークンを貼り付けます。
「APIトークン」の入力欄
⚠️ APIトークンに「レコード閲覧」権限がない場合、採番に失敗します。
💡 入力したAPIトークンは暗号化して保存され、この設定画面以外からは参照できません。
⚠️ APIトークンの欄にトークン以外の値(ブラウザーのパスワード自動入力など)が入っていると、保存時に「APIトークンの形式が正しくありません」と表示されます。その場合は欄の値を削除してください。
3-9-3. Basic認証を設定する
cybozu.com にBasic認証を設定している環境で、APIトークンを使う場合に設定します。APIトークンを使わない場合は設定不要です。
- 「Basic認証」の「cybozu.com に Basic認証を設定している」にチェックを入れます。
- 「Basic認証 ID」に、Basic認証のIDを入力します。
- 「Basic認証 パスワード」に、Basic認証のパスワードを入力します。
⚠️ Basic認証を設定している環境でIDとパスワードを入力しないと、採番時に401エラーになり採番に失敗します。
⚠️ チェックを入れたのにIDかパスワードが空欄だと、保存時に「Basic認証のIDとパスワードを入力してください」と表示されます。
💡 入力した内容は、APIトークンと同じく暗号化して保存されます。
3-10. 設定を保存する
- 画面左上の「設定保存」をクリックします。
設定が保存され、アプリの更新が自動で行われます。
更新が完了するまで、画面に読み込み中の表示が出ます。
画面左上の「設定保存」
💡 「変更を反映」の操作は不要です。「設定保存」を押すと自動で反映されます。
⚠️ 設定画面を閉じるだけでは保存されません。必ず「設定保存」をクリックしてください。
3-11. 設定を出力・読込する
作成した設定をファイルに保存し、別のアプリで再利用できます。
設定を出力する手順は次のとおりです。
- 画面右上の「設定出力」をクリックします。
JSONファイルがダウンロードされます。
画面右上の「設定出力」「設定読込」
設定を読み込む手順は次のとおりです。
- 画面右上の「設定読込」をクリックします。
- ダウンロードしておいたJSONファイルを選びます。
- 「設定を読み込みますか?」の確認画面で「読み込む」をクリックします。
「設定を読み込みますか?」の確認画面
- 「設定を読み込みました」の表示を確認します。
- 内容を確認し、「設定保存」をクリックします。
⚠️ 設定を読み込むと、現在の設定はすべて上書きされます。
⚠️ 読み込んだ設定に、そのアプリに存在しないフィールドが含まれる場合、確認画面に該当フィールドが赤字で表示されます。その箇所は設定し直してください。
⚠️ 読み込んだだけでは確定されません。必ず「設定保存」をクリックしてください。
💡 APIトークンとBasic認証の内容は、出力するファイルに含まれません。読み込んだ先のアプリで、あらためて設定してください。
操作手順
4-1. レコードの保存時に採番する
「採番するタイミング」で「レコードを保存したとき」を選んだ場合の使い方です。
- アプリの一覧画面で「+」アイコンをクリックします。
- 必要な項目を入力します。
- 「保存」をクリックします。
保存と同時に、採番フィールドに番号が入力されます。
保存すると採番フィールドに番号が入る
💡 採番フィールドは、入力せずに空欄のままにしてください。値が入っていると採番されません。
⚠️ 番号は保存した瞬間に決まります。入力中の画面には表示されません。
既存レコードに番号を振り直したい場合は、次の操作を行います。
- 対象のレコードを開きます。
- 「編集」をクリックします。
- 採番フィールドの値を削除して空欄にします。
- 「保存」をクリックします。
新しい番号が採番されます。
⚠️ 振り直すと、元の番号とは異なる番号が入ります。元の番号には戻せません。
4-2. プロセス管理の実行時に採番する
「採番するタイミング」で「プロセス管理を実行したとき」を選んだ場合の使い方です。
- 対象のレコードの詳細画面を開きます。
- 画面上部のアクションボタンをクリックします。
設定した「採番するプロセス」と一致した場合に、番号が入力されます。
アクションを実行すると番号が入る
⚠️ 設定したアクション以外を実行した場合は採番されません。
💡 採番フィールドに既に値が入っている場合は採番されません。
4-3. ボタンを押して採番する
「採番するタイミング」で「ボタンをクリックしたとき」を選んだ場合の使い方です。
- レコードの追加画面または編集画面を開きます。
- 設定したスペースに表示されているボタンを確認します。
ボタンには「(フィールド名)の採番」と表示されます。
たとえば採番フィールドが「請求番号」の場合、「請求番号の採番」と表示されます。
スペースに表示される採番ボタン
- ボタンをクリックします。
採番フィールドに番号が入力されます。
ボタンを押すと番号が入る
- 「保存」をクリックします。
⚠️ ボタンを押しただけでは保存されません。必ず「保存」をクリックしてください。
⚠️ ボタンによる採番は、採番フィールドに既に値が入っていても上書きします。誤って押した場合、元の番号には戻せません。
採番に失敗した場合は、「採番に失敗しました。」で始まるメッセージが表示されます。
メッセージの案内に従って、採番の設定と、APIトークン・Basic認証の設定を確認してください。
4-4. 一覧から既存レコードを一括採番する
「高度な設定」で「一括採番」を有効にした場合の使い方です。
番号が空欄のレコードに、まとめて番号を振れます。
- アプリの一覧画面を開きます。
- 採番したいレコードだけが表示されるよう、一覧を絞り込みます。
- 画面上部の「一括採番」をクリックします。
一覧画面の「一括採番」ボタン
処理が終わると、結果がメッセージで表示されます。
| メッセージ | 意味 |
|---|---|
| 「一括採番が完了しました(〇件)」 | 〇件のレコードに採番しました |
| 「採番対象のレコードがありませんでした。(すべて採番済みです)」 | 表示中のレコードはすべて採番済みでした |
| 「一覧に採番対象のレコードがありません。」 | 表示中のレコードが0件でした |
| 「一括採番に失敗しました。」 | 処理中にエラーが発生しました |
一括採番の完了メッセージ
採番が完了すると、画面が自動で再読み込みされます。
⚠️ 一括採番の対象は、そのとき画面に表示されている一覧の絞り込み条件に従います。絞り込みを確認してから実行してください。
⚠️ 一括採番は、作成したすべての採番設定を対象に実行します。「採番するタイミング」の設定内容には関係しません。
⚠️ 一括採番はレコードを更新します。実行前にレコードのバックアップを取ることを推奨します。
💡 レコード件数が多い場合、処理に時間がかかります。完了のメッセージが出るまで、画面を閉じないでください。
4-5. テーブルの行に採番する
採番フィールドがテーブル内にある場合の使い方です。
- レコードの追加画面または編集画面を開きます。
- テーブルに行を追加します。
- 採番フィールド以外の項目を入力します。
- 「保存」をクリックします。
テーブルの各行に番号が入力されます。
テーブルの各行に入った番号
採番のされ方は、「テーブル採番の範囲」の設定によって変わります。
「レコード内のみで採番」を選んだ場合は、レコードごとに1から採番されます。
別のレコードでも、また1から始まります。
「レコードを跨いで採番」を選んだ場合は、アプリ全体で連続した番号になります。
⚠️ 「レコードを跨いで採番」を選んでいる場合、番号が空欄の行が1行でもあると、そのレコードのテーブル全体が振り直されます。既に番号が入っている行の番号も変わります。
制限事項・注意点
5-1. 採番できるフィールド
- 採番できるのは、文字列1行フィールドだけです
- 数値フィールドやドロップダウンには採番できません
5-2. 設定数の上限
- 1つのアプリに作成できる採番設定は、最大5つです
- 1つの採番設定に作成できる条件の数に上限はありません
5-3. 条件の判定について
- 条件は上から順に判定されます
- 最初に条件を満たしたもの1つだけが使われます
- 複数の条件を同時に適用することはできません
- 1つの条件の中に複数行の条件を設定した場合、すべてを満たす必要があります
- 「または」の条件は設定できません
5-4. 番号の決まり方
番号は、同じプレフィックスを持つ既存のレコードを検索し、その最大値に1を足して決まります。
このため、次の点にご注意ください。
⚠️ 番号の検索範囲には、条件に指定したフィールドの現在の値も含まれます。採番後にそのフィールドの値を変更すると、その番号は検索されなくなります。結果として、同じ番号が再度採番されることがあります。
例を挙げます。
「部署 = 営業部」という条件で採番したレコードがあるとします。
そのレコードの部署を後から「管理部」に変更したとします。
次に営業部で採番するとき、変更したレコードの番号は数えられません。
⚠️ 対策として、採番フィールドには「値の重複を禁止する」を設定してください。重複した場合に保存時のエラーで気付くことができます。
⚠️ 条件に使用するフィールドは、採番後に値が変わらない項目を選ぶことを推奨します。
5-5. 桁数の統一について
⚠️ ゼロ埋めの桁数は、運用開始後に変更しないでください。
⚠️ 他システムから移行したデータなど、桁数の異なる番号が混在すると、採番の処理に時間がかかることがあります。移行データの桁数は、設定した桁数に統一してください。
たとえば桁数を6に設定している場合、既存データも A-000001 のように6桁に揃えてください。A-1 や A-999 のような表記が混在しないようにします。
5-6. 同時に保存した場合
⚠️ 複数のユーザーが同時にレコードを保存した場合、同じ番号が採番されることがあります。番号は保存の直前に計算されるためです。
この場合も、採番フィールドに「値の重複を禁止する」を設定していれば、エラーで検知できます。
エラーが表示された場合は、もう一度「保存」をクリックしてください。
💡 テーブル内のフィールドには、kintoneの仕様で「値の重複を禁止する」を設定できません。
5-7. アクセス権を設定している場合
⚠️ レコードのアクセス権を設定していると、採番が正しく行われないことがあります。既存の番号が見えないユーザーは、正しい次の番号を計算できないためです。
この場合は「3-9-2. APIトークンを設定する」の手順でAPIトークンを設定してください。cybozu.com にBasic認証を設定している場合は、「3-9-3. Basic認証を設定する」もあわせて行ってください。
5-8. 採番されない場合の確認事項
採番されない場合は、次の点を確認してください。
- 採番フィールドが空欄になっているか確認します。
- 「採番するタイミング」の設定と、実際の操作が一致しているか確認します。
- レコードの内容が、いずれかの条件に一致しているか確認します。
- 「設定保存」をクリックして設定を保存したか確認します。
⚠️ いずれの条件にも一致しないレコードは採番されません。すべてのレコードを採番する場合は、条件を設定しない条件(「条件:すべてのレコード」)を一番下に用意してください。
採番に失敗すると、次のようなメッセージが表示されます。
| メッセージ | 確認すること |
|---|---|
| 「採番に失敗しました。採番設定を確認してください。」 | 採番設定の内容を確認してください |
| 「採番に失敗しました。APIトークンの権限(レコード閲覧)と採番設定を確認してください。」 | APIトークンに「レコード閲覧」権限が付いているか、採番設定の内容を確認してください |
| 「採番に失敗しました。Basic認証で通信が拒否されました。…(401)」 | 「3-9-3. Basic認証を設定する」の手順で、Basic認証のIDとパスワードを設定してください |
5-9. その他の制限
- ボタンによる採番は、レコードの追加画面と編集画面でのみ利用できます
- レコードの詳細画面には採番ボタンは表示されません
- ボタンで採番した番号は、「保存」をクリックするまで確定しません
- プレフィックスに指定したフィールドが空欄の場合、プレフィックスと接続文字は付きません
- 一度採番した番号を、自動で欠番として再利用することはできません
- レコードを削除しても、その番号は再利用されません