このプラグインでできること
「レコードスライド表示プラグイン」は、レコード一覧の操作性を高めるプラグインです。
一覧の行をクリックすると、画面の右側からパネルがスライドして開きます。
パネルの中には、そのレコードの詳細画面がそのまま表示されます。
一覧画面から移動せずに、レコードの内容確認と編集ができます。
複数のレコードを次々に確認したい場面で、画面の行き来を減らせます。
主な機能は次のとおりです。
- レコード一覧の行をクリックして、レコード詳細を右側のパネルに表示する
- パネルの中でレコードを編集して保存する
- 保存した内容を、一覧画面の該当行に自動で反映する
- パネルの幅をドラッグで自由に変更する
- 変更した幅を、同じブラウザタブの中で記憶する
動作環境・前提条件
2-1. 動作する画面
このプラグインが動作するのは、レコード一覧画面のみです。
| 画面 | 動作 |
|---|---|
| レコード一覧画面(一覧形式) | 動作します |
| レコード詳細画面 | パネルの中に表示されます |
| レコードの追加/編集画面 | パネルの中で保存すると、一覧に反映されます |
| カレンダー形式・カスタマイズビュー | 動作しません |
| スマートフォン画面 | 動作しません |
⚠️ このプラグインはパソコン(デスクトップ)専用です。スマートフォン版のkintoneでは動作しません。
2-2. 必要な権限
以下の権限が必要です。
| 対象 | 必要な権限 | 用途 |
|---|---|---|
| アプリ管理者 | アプリの管理権限 | プラグインの追加、「アプリの設定」の変更 |
| 利用者 | レコードの閲覧権限 | パネルでレコードを表示する |
| 利用者 | レコードの編集権限 | パネルでレコードを編集する |
💡 パネルの中に表示されるのは、kintone標準のレコード詳細画面です。表示できる項目や編集の可否は、kintoneのアクセス権の設定に従います。
2-3. 事前に必要なフィールドや設定
このプラグインの動作のために、追加が必要なフィールドはありません。
フィールドコード(フィールドを識別するための文字列)の設定変更も不要です。
ただし、「アプリの設定」で1か所だけ変更を推奨する項目があります。
詳しくは「3-2. インライン編集のチェックを外す(推奨)」をご覧ください。
設定手順
3-1. プラグインの設定項目はありません
このプラグインには、設定して保存する項目がありません。
アプリにプラグインを追加した時点で、機能が有効になります。
プラグインの設定画面を開いた場合は、次の内容だけが表示されます。
- 「高度な設定から「レコード一覧でのインライン編集」のチェックを外してください」という案内文(「高度な設定」はリンクです)
- 「戻る」ボタン
プラグインの設定画面(案内文と「戻る」ボタン)
- 設定画面を閉じるときは、「戻る」をクリックします。
- 直前に表示していた画面に戻ります。
💡 設定画面に入力欄が表示されなくても、異常ではありません。このプラグインは設定なしで動作します。
3-2. インライン編集のチェックを外す(推奨)
このプラグインは、一覧の行をクリックしてパネルを開きます。
kintoneの「レコード一覧でのインライン編集」(一覧画面上で直接値を書き換える機能)が有効なままだと、クリック操作が重なります。
そのため、インライン編集のチェックを外すことを推奨します。
手順は次のとおりです。
- 対象のアプリを開きます。
- 画面右上の歯車アイコンをクリックします。
- 「アプリの設定」画面が表示されます。
- 「設定」タブをクリックします。
- 「その他の設定」にある「高度な設定」をクリックします。
「アプリの設定」の「設定」タブにある「高度な設定」
- 「高度な設定」画面で、「レコード一覧でのインライン編集」のチェックを外します。
「レコード一覧でのインライン編集」のチェックを外した状態
- 画面下部の「保存」をクリックします。
- 画面右上の「変更を反映」をクリックします。
- 確認のメッセージが表示されます。
- 内容を確認して、反映を実行します。
- アプリの設定が運用環境に反映されます。
💡 プラグインの設定画面にある「高度な設定」のリンクをクリックしても、同じ画面を開けます。
⚠️ 「変更を反映」を実行しないと、設定はアプリに反映されません。
操作手順
4-1. レコードをスライドパネルで開く
- プラグインを追加したアプリのレコード一覧画面を開きます。
- 一覧が表示されるまで待ちます。
- 内容を確認したいレコードの行をクリックします。
レコード一覧で、クリックする行
- 読み込み中を示すマークが表示されます。
- 画面の右側からパネルがスライドして開きます。
- パネルの中に、クリックしたレコードの詳細画面が表示されます。
右側からスライドして開いたパネルと、レコードの詳細画面
💡 行のどこをクリックしてもパネルが開きます。一覧の左端にある「レコードを開く」アイコンをクリックした場合は、パネルではなくレコード詳細画面に移動します。
⚠️ 一覧画面を表示した直後は、パネルが開かない場合があります。一覧の読み込みが終わるまで、最大で5秒ほどかかります。数秒待ってからクリックしてください。
💡 パネルの中では、画面上部のタイトルバー(アプリ名などが表示される部分)を表示しません。パネルの幅を、レコードの内容の表示に使うためです。
4-2. スライドパネルでレコードを編集する
パネルの中では、kintone標準のレコード詳細画面と同じ操作ができます。
- パネルの中の詳細画面で、「編集」をクリックします。
- レコードの編集画面がパネルの中に表示されます。
パネルの中に表示したレコードの編集画面
- 変更したい項目の値を入力します。
- 「保存」をクリックします。
- パネルの表示が、レコード詳細画面に戻ります。
- 一覧画面側でも、該当する行の値が自動的に書き換わります。
保存した内容が反映された一覧の行
💡 一覧の行を更新するために、画面を再読み込みする必要はありません。
⚠️ 反映されるのは、編集したレコードの行の値だけです。一覧の絞り込み条件や並び順は、再計算されません。条件から外れる値に変更しても、その行は一覧に残ったままになります。最新の状態で一覧を確認したい場合は、画面を再読み込みしてください。
⚠️ 自動で書き換わった値は、文字として表示されます。リンクやアイコンなどの表示装飾が外れる場合があります。画面を再読み込みすると、通常の表示に戻ります。
💡 該当する行が一覧の中に見つからない場合や、保存した内容を読み込めなかった場合は、一覧画面全体が自動的に再読み込みされます。
4-3. スライドパネルの幅を変える
パネルの幅は、ドラッグ操作で変更できます。
- パネルを開きます。
- パネルの左端にマウスポインターを合わせます。
- マウスポインターの形が、左右の矢印に変わります。
- マウスの左ボタンを押したままにします。
- 左右にドラッグします。
- ドラッグに合わせて、パネルの幅が変わります。
- 希望の幅になったところで、マウスの左ボタンを離します。
- 変更後の幅が記憶されます。
パネルの左端をドラッグして幅を変える
パネルの幅には、次の制限があります。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 初期の幅 | 画面の幅から150ピクセルを引いた幅 |
| 最小の幅 | 400ピクセル |
| 最大の幅 | 画面の幅から150ピクセルを引いた幅 |
💡 変更した幅は、同じブラウザタブを開いている間だけ記憶されます。タブを閉じると、次に開いたときは初期の幅に戻ります。
💡 幅の記憶は、ブラウザタブごとに管理されます。別のタブでは、変更前の幅で表示されます。
4-4. スライドパネルを閉じる
- パネルの左上(パネルのすぐ外側)にある「>」の矢印アイコンをクリックします。
パネルを閉じる「>」の矢印アイコン
- パネルが右側にスライドして閉じます。
- レコード一覧画面の表示に戻ります。
⚠️ パネルの外側(一覧の部分)をクリックしても、パネルは閉じません。閉じるときは、必ず左上の矢印アイコンをクリックしてください。
⚠️ キーボードの「Esc」キーでは閉じられません。
4-5. 別のレコードに切り替える
パネルを開いたまま、表示するレコードを切り替えられます。
- パネルを開いた状態にします。
- 画面左側に表示されている一覧から、別の行をクリックします。
パネルを開いたまま、一覧から別の行をクリックする
- パネルの中身が、クリックしたレコードの詳細に切り替わります。
- パネルの幅は、そのまま保たれます。
💡 パネルを開いていても、画面左側に一覧の一部が表示されます。パネルの幅を狭くすると、一覧の表示範囲が広がります。
制限事項・注意点
5-1. 動作範囲に関する制限
- パソコン(デスクトップ)専用です。スマートフォン版のkintoneでは動作しません。
- 動作するのは、標準のレコード一覧(一覧形式)の画面のみです。
- カレンダー形式の一覧では動作しません。
- カスタマイズビュー(HTMLで独自に作成した一覧)では動作しません。
- レコードが1件も表示されていない一覧では、パネルは動作しません。
5-2. 操作に関する注意点
- 一覧画面の表示直後は、機能が有効になるまで最大で5秒ほどかかります。
- 「レコードを開く」アイコンをクリックした場合は、パネルではなく通常のレコード詳細画面に移動します。
- パネルの外側をクリックしても、パネルは閉じません。
- キーボードの「Esc」キーでは、パネルを閉じられません。
- 「レコード一覧でのインライン編集」が有効なままだと、行のクリック操作が重なります。チェックを外すことを推奨します。
5-3. 一覧への反映に関する注意点
- パネル内で保存すると、該当する行の値だけが書き換わります。
- 一覧の絞り込み条件や並び順は、再計算されません。
- 書き換わった値は文字として表示されるため、表示の装飾が外れる場合があります。
- 該当する行が見つからない場合は、一覧画面全体が再読み込みされます。
- 一覧に表示していない項目の変更は、画面上では確認できません。
5-4. パネルの幅に関する注意点
- パネルの最小の幅は400ピクセルです。これより狭くはできません。
- パネルの最大の幅は、画面の幅から150ピクセルを引いた幅です。画面全体には広がりません。
- 記憶した幅は、ブラウザタブを閉じるとリセットされます。
5-5. 権限に関する注意点
- パネルの中はkintone標準のレコード詳細画面です。表示や編集の可否は、kintoneのアクセス権に従います。
- 編集権限がない場合、パネル内で編集操作はできません。