このプラグインでできること
全銀フォーマットプラグインは、kintoneのレコードに登録された振込先・振替先の口座情報から、金融機関へ提出する全銀協規定フォーマットのデータファイルを出力するプラグインです。
一覧に追加される「全銀データ出力」ボタンを押し、口座と日付を選ぶだけでファイルがダウンロードされます。
金融機関コードや支店コードは、レコード入力時に「金融機関検索」から選ぶだけで自動入力できます。
出力できるユーザーを限定したり、出力と同時にレコードの値を一括更新したりすることもできます。
主な機能は次のとおりです。
- 全銀フォーマットのデータファイル出力(テキスト形式/CSV形式)
- 「振込」(自社口座から各レコードの口座へ支払う)と「振替」(各レコードの口座から自社口座へ集金する)の両対応
- 「振込」時の種別選択(「総合」「給与」「賞与」)
- 金融機関名・支店名を検索して、コードとカナを自動入力する「金融機関検索」
- 自社口座の複数登録と、出力時のプルダウン選択
- 金融機関名・金融機関コード・支店名・支店コードを手入力できないようにする「編集不可」設定
- 「全銀データ出力」ボタンを表示するユーザーを限定する「出力権限」設定
- 出力ファイル名の指定(既定名/任意の名前/フィールドの値)
- 入力に不備のあるレコードの検出(スキップして出力、または中断)
- ファイル出力と同時に、出力したレコードの値を一括更新する「一括自動更新機能」
- 設定内容のJSONファイルへの書き出しと読み込み
プラグインの設定画面。「口座設定」「フィールド設定」「その他機能設定」の3つに分かれている
動作環境・前提条件
2-1. 動作環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全銀データの出力 | パソコン(デスクトップ)のWebブラウザ |
| モバイル版 | レコードの追加・編集画面での「金融機関検索」と「編集不可」に対応(データの出力はできません) |
| 出力ファイルの文字コード | Shift-JIS |
| 出力ファイルの改行コード | CR+LF |
⚠️ 全銀データの出力は、パソコンのブラウザから行ってください。モバイル版の一覧には「全銀データ出力」ボタンは表示されません。
2-2. 必要な権限
| 操作 | 必要な権限 |
|---|---|
| プラグインの設定 | アプリの管理権限 |
| 全銀データの出力 | 対象レコードの閲覧権限 |
| 一括自動更新機能の利用 | 対象レコードの編集権限 |
💡 「金融機関検索」は外部の金融機関データベースへ接続して検索します。社内のネットワーク制限などで外部への通信が遮断されている環境では、検索結果が表示されない場合があります。
2-3. 事前に用意するフィールド
プラグインを利用する前に、アプリに次のフィールドを作成してください。
「必須」のフィールドがひとつでも設定されていない場合、パソコン版でアプリの画面を開いたときに「フィールド設定」「プラグインの設定が完了していません」という警告が表示され、出力機能は動作しません。
| プラグインの設定項目 | 必要なフィールドタイプ | 必須/任意 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 検索ボタン配置スペース | スペース | 任意 | 要素IDを設定したスペースが必要です |
| 顧客番号 | 文字列(1行) | 任意 | 「振替」でのみ出力に使用します |
| 金融機関名(半角カナ) | 文字列(1行) | 必須 | 値は半角カナで登録します |
| 金融機関コード | 文字列(1行) | 必須 | 4桁 |
| 支店名(半角カナ) | 文字列(1行) | 必須 | 値は半角カナで登録します |
| 支店コード | 文字列(1行) | 必須 | 3桁 |
| 預金種目 | ラジオボタン | 必須 | 選択肢は「普通」「当座」「貯蓄」「その他」 |
| 口座番号 | 文字列(1行) | 必須 | 7桁 |
| 口座名義(半角カナ) | 文字列(1行) | 必須 | 半角カナで登録します |
| 振込金額/振替金額 | 数値、または計算 | 必須 | 「利用タイプ」により項目名が変わります |
⚠️ 「預金種目」はラジオボタンのフィールドで作成してください。選択肢の名称は「普通」「当座」「貯蓄」「その他」に合わせます。使わない選択肢は追加しなくても問題ありません。
⚠️ 「金融機関コード」「支店コード」「口座番号」は、先頭が0で始まる値を扱うため、数値フィールドではなく文字列(1行)フィールドで作成してください。
2-4. スペースの配置(「金融機関検索」を使う場合)
レコードの追加・編集画面に「金融機関検索」ボタンを表示するには、フォームにスペースを配置し、要素IDを設定しておく必要があります。
- アプリの設定の「フォーム」で、フォームにスペースを配置します。
- 配置したスペースの歯車アイコンをクリックします。
- 「要素ID」に任意の英数字(例:
bank_search)を入力します。 - 「保存」をクリックします。
- フォームの設定を保存し、アプリを更新します。
スペースの設定。「要素ID」に英数字(例:bank_search)を入力する
💡 要素IDを設定していないスペースは、プラグインの設定画面の選択肢に表示されません。
設定手順
3-1. 設定画面を開く
- アプリの設定の「プラグイン」を開きます。
- 一覧から「全銀フォーマットプラグイン」の歯車アイコンをクリックします。
- 設定画面が表示されます。
設定画面は、画面左のメニューで「口座設定」「フィールド設定」「その他機能設定」の3つに分かれています。
設定画面左のメニュー(口座設定・フィールド設定・その他機能設定)
💡 設定画面の上部には「設定保存」「設定出力」「設定読込」のボタンがあります。設定はすべてのタブを入力し終えてから、最後に「設定保存」で保存します。タブを切り替えても入力内容は保持されます。
3-2. 「口座設定」で利用タイプを選ぶ
「利用タイプ」は、このアプリで作成するデータが「振込」と「振替」のどちらかを決める設定です。
- 左メニューの「口座設定」をクリックします。
- 「利用タイプ」で、「振込」または「振替」のいずれかを選択します。
| 選択肢 | 画面上の説明 | 使う業務の例 |
|---|---|---|
| 振込 | (以下の口座から、各レコードの口座へ振込をします) | 給与振込、取引先への支払 |
| 振替 | (各レコードの口座から、以下の口座へ振替をします) | 家賃・会費などの口座振替による集金 |
「利用タイプ」で「振込」か「振替」を選ぶ
⚠️ 「利用タイプ」を切り替えると、「フィールド設定」の金額の項目名が「振込金額」または「振替金額」に変わります。
3-3. 「口座設定」で自社の口座情報を登録する
「口座情報」には、振込の出金元(「振込」の場合)または入金先(「振替」の場合)となる自社の口座を登録します。
- 「口座情報」の表の左端にある「検索」をクリックします。
- 「金融機関検索」の画面が表示されます。
- 入力欄(「金融機関名検索」)に、金融機関名の一部を入力します。
- 入力欄からカーソルを外す(別の場所をクリックするか、Enter キーを押す)と、該当する金融機関の一覧が表示されます。
- 一覧から対象の金融機関をクリックします。
- 支店の一覧に切り替わります。
- 一覧から対象の支店をクリックします。
- 画面が閉じ、「金融機関名」「コード」「支店名」「コード」に値が自動入力されます。
「金融機関検索」の画面。金融機関名の一部を入力すると候補が一覧で表示される
💡 金融機関を選び直したい場合は、支店一覧の左上にある「金融機関選択へ戻る」をクリックします。
⚠️ 「検索」で金融機関・支店を選ぶと、その行の「預金種目」は「1:普通」に戻り、「口座番号」は空になります。検索で選び直したあとは、預金種目と口座番号を入力し直してください。
続いて、残りの項目を手入力します。
- 「委託者/依頼人コード」に、金融機関から指定されているコードを入力します。
- 「預金種目」で、「1:普通」「2:当座」「4:貯蓄」「9:その他」のいずれかを選択します。
- 「口座番号」に口座番号を入力します。
- 「口座名義(半角カナ)」に口座名義を入力します。
口座情報を入力した状態
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 検索 | 「金融機関検索」の画面を開きます |
| 金融機関名 | 検索で選択した金融機関名とカナが表示されます(直接入力はできません) |
| コード(金融機関名の右) | 金融機関コードが表示されます(直接入力はできません) |
| 支店名 | 検索で選択した支店名とカナが表示されます(直接入力はできません) |
| コード(支店名の右) | 支店コードが表示されます(直接入力はできません) |
| 委託者/依頼人コード | 金融機関から通知されている委託者コード(依頼人コード)を入力します |
| 預金種目 | 自社口座の預金種目を選択します |
| 口座番号 | 自社口座の口座番号を入力します |
| 口座名義(半角カナ) | 自社口座の名義を入力します |
⚠️ 「委託者/依頼人コード」は、出力時に10桁になるよう左側が0で埋められます。金融機関から通知された値をそのまま入力してください。
⚠️ 「口座番号」は、出力時に7桁になるよう左側が0で埋められます。
💡 「口座名義(半角カナ)」に全角カナを入力した場合は、出力時に自動で半角カナへ変換されます。
3-4. 口座を追加・削除する
複数の口座を使い分ける場合は、口座を追加で登録できます。登録した口座は、出力時にプルダウンから選択します。
- 「口座情報」の上にある「金融機関追加」をクリックします。
- 表に空の行が追加されます。
- 3-3の手順で、追加した行に口座情報を入力します。
「金融機関追加」で、口座情報の表に行が追加される
口座を削除する場合は、次の手順で操作します。
- 削除したい行の右端にある赤い×アイコンをクリックします。
- 行が削除されます。
⚠️ 削除の確認画面は表示されません。行はクリックした時点で削除されます。
⚠️ 出力時のプルダウンは口座番号で口座を識別します。同じ口座番号の口座を複数登録しないでください。
3-5. 「フィールド設定」でフィールドを割り当てる
アプリのどのフィールドを、全銀フォーマットのどの項目として扱うかを設定します。
- 左メニューの「フィールド設定」をクリックします。
- 「フィールド選択」の列で、項目ごとに対象のフィールドを選択します。
「フィールド設定」。項目ごとに、アプリのフィールドを選ぶ
| 項目名 | フィールドタイプ | 内容 |
|---|---|---|
| 検索ボタン配置スペース | スペース | レコードの追加・編集画面で「金融機関検索」ボタンを表示するスペースを選択します |
| 顧客番号 | 文字列(1行) | 「振替」のデータに出力する顧客番号のフィールドを選択します |
| 金融機関名(半角カナ) | 文字列(1行) | 振込先(振替元)の金融機関名のフィールドを選択します |
| 金融機関コード | 文字列(1行) | 振込先(振替元)の金融機関コードのフィールドを選択します |
| 支店名(半角カナ) | 文字列(1行) | 振込先(振替元)の支店名のフィールドを選択します |
| 支店コード | 文字列(1行) | 振込先(振替元)の支店コードのフィールドを選択します |
| 預金種目 | ラジオボタン | 振込先(振替元)の預金種目のフィールドを選択します |
| 口座番号 | 文字列(1行) | 振込先(振替元)の口座番号のフィールドを選択します |
| 口座名義(半角カナ) | 文字列(1行) | 振込先(振替元)の口座名義のフィールドを選択します |
| 振込金額/振替金額 | 数値・計算 | 金額のフィールドを選択します。項目名は「利用タイプ」により変わります |
⚠️ 「検索ボタン配置スペース」と「顧客番号」以外は、すべて設定が必要です。未設定のまま保存すると、パソコン版でアプリの画面を開いたときに「フィールド設定」「プラグインの設定が完了していません」という警告が表示されます。
⚠️ 「金融機関名(半角カナ)」「支店名(半角カナ)」のフィールドの値は、そのままファイルに出力されます。フィールドには半角カナを入力してください(画面上の説明にも「フィールドの値は半角カナを入力すること」と表示されています)。「金融機関検索」から入力した場合は、自動的に半角カナが入力されます。
💡 文字列(1行)の項目で一度選択したフィールドは、他の項目の選択肢には表示されなくなります。同じフィールドを2つの項目に割り当てることはできません。
💡 「顧客番号」は「振替」のデータにのみ出力されます。「振込」を選んでいる場合、この項目を設定してもファイルには反映されません。
3-6. 「フィールド設定」で「編集不可」を設定する
金融機関の情報を手入力させず、「金融機関検索」からのみ入力させたい場合は、「編集不可」を設定します。
- 「編集不可」の列で、対象の項目のチェックボックスをクリックします。
- チェックが青色になった項目が、編集不可になります。
「編集不可」の列のチェックボックス
「編集不可」を設定できる項目は次の4つです。
- 金融機関名(半角カナ)
- 金融機関コード
- 支店名(半角カナ)
- 支店コード
チェックを入れると、次の画面で該当フィールドが入力できなくなります(パソコン版・モバイル版とも)。
- レコードの追加画面
- レコードの編集画面
- 一覧のインライン編集(一覧画面上で直接レコードを編集する機能)
💡 初期状態では、4項目すべてにチェックが入っています。手入力を許可したい項目は、チェックを外してください。
⚠️ 編集不可にした場合は、「検索ボタン配置スペース」を設定して「金融機関検索」ボタンを表示してください。設定しないと、金融機関の情報を入力する手段がなくなります。
3-7. 「フィールド設定」で「省略文字設定」を設定する
出力するデータのうち、金融機関によって埋める文字が異なる項目を設定します。
- 「省略文字設定」の「手形交換所番号」で、「半角スペース」または「0」を選択します。
- 「新規コード」で、「半角スペース」「0」「1:初回」「2:変更」「3:他」のいずれかを選択します。
「省略文字設定」の「手形交換所番号」と「新規コード」
| 項目 | 選択肢 | 初期値 |
|---|---|---|
| 手形交換所番号 | 半角スペース/0 | 半角スペース |
| 新規コード | 半角スペース/0/1:初回/2:変更/3:他 | 1:初回 |
⚠️ どちらの値を指定するかは、提出先の金融機関のフォーマット仕様書に従ってください。画面上にも「金融機関によって省略する際の値が半角スペースや0など異なります。」と説明が表示されています。
💡 「新規コード」で選んだ値は、出力するすべてのデータ行に同じ値として設定されます。レコードごとに変えることはできません。
3-8. 「その他機能設定」で「出力権限」を設定する
「全銀データ出力」ボタンを表示するユーザーを限定します。
- 左メニューの「その他機能設定」をクリックします。
- 「出力権限」の【ユーザー一覧】から、権限を与えるユーザー名をクリックします。
- クリックしたユーザーが【出力権限ユーザー】側に移動します。
- 権限を与えるユーザーの分だけ、手順2〜3を繰り返します。
「出力権限」。左の【ユーザー一覧】でクリックしたユーザーが、右の【出力権限ユーザー】に移る
権限を取り消す場合は、次の手順で操作します。
- 【出力権限ユーザー】側で、取り消したいユーザーの右にある赤い×アイコンをクリックします。
- ユーザーが【ユーザー一覧】側に戻ります。
💡 【出力権限ユーザー】を1人も選択しない場合は、全員に「全銀データ出力」ボタンが表示されます。画面上にも「※出力権限ユーザーを1人も選択しない場合は、全員に表示されます。」と表示されています。
⚠️ この設定は「全銀データ出力」ボタンの表示を制御するものです。レコードそのものの閲覧・編集権限は、kintoneのアクセス権で別途設定してください。
3-9. 「その他機能設定」で「出力ファイルタイプ」を設定する
出力するファイルの形式を設定します。
- 「出力ファイルタイプ」で、「テキスト」または「CSV」を選択します。
| 選択肢 | 出力されるファイル |
|---|---|
| テキスト | 1行120バイトの固定長テキストファイル(拡張子 .txt) |
| CSV | 項目をカンマで区切ったファイル(拡張子 .csv) |
💡 ここで設定した形式が、出力時の初期値になります。出力時の画面で形式を切り替えることもできます。
3-10. 「その他機能設定」で「一括自動更新機能」を設定する
ファイルを出力したときに、出力対象となったレコードの値を自動で更新します。出力済みフラグや支払ステータスの更新に利用します。
- 「一括自動更新機能」の「データ出力時に出力したレコードの値を自動更新する」のチェックボックスをクリックします。
- チェックが青色になり、「対象フィールド」の設定欄が表示されます。
- 「+ フィールドを追加」をクリックします。
- 左側のプルダウンで、更新したいフィールドを選択します。
- 右側に、選択したフィールドのタイプに応じた入力欄が表示されます。
- 右側の入力欄に、更新後の値を指定します。
- 複数のフィールドを更新する場合は、手順3〜6を繰り返します。
「一括自動更新機能」。更新するフィールドと、更新後の値を指定する
右側に表示される入力欄は、選択したフィールドのタイプによって変わります。
| フィールドタイプ | 右側に表示される入力欄 |
|---|---|
| 文字列(1行)、文字列(複数行)、リッチエディター、リンク | 「値」と表示された入力欄に、更新後の文字を入力します |
| 数値 | 「数値」と表示された入力欄に、更新後の数値を入力します |
| ラジオボタン、ドロップダウン | 選択肢から更新後の値を選びます |
| チェックボックス、複数選択 | 選択肢から更新後の値を複数選べます |
| 日付 | 「出力日」または「振込日」(「振替日」)を選びます |
日付フィールドを選んだ場合の選択肢は次のとおりです。
| 選択肢 | 更新される値 |
|---|---|
| 出力日 | ファイルを出力した日 |
| 振込日/振替日 | 出力時の画面で指定した振込日(振替日) |
対象フィールドを削除する場合は、次の手順で操作します。
- 削除したい行の右端にある赤い×アイコンをクリックします。
- 行が削除されます。
⚠️ 「フィールド設定」で割り当て済みのフィールドは、対象フィールドの選択肢に表示されません。金融機関コードや金額などを誤って上書きしないようにするためです。
⚠️ 同じフィールドを複数の行に設定することはできません。すでに選択したフィールドは、他の行の選択肢に表示されません。
💡 選択肢に表示されるのは、文字列(1行)、文字列(複数行)、リッチエディター、リンク、数値、ラジオボタン、ドロップダウン、チェックボックス、複数選択、日付のフィールドのみです。
3-11. 設定を保存する
- 設定画面の上部にある「設定保存」をクリックします。
- 設定が保存され、アプリが更新されます。
- 更新が完了すると「更新完了しました」と表示されます。
- 「OK」をクリックします。
「設定保存」でアプリが更新されると「更新完了しました」と表示される
⚠️ 「更新処理に失敗しました」と表示された場合は、他のユーザーがアプリを編集中でないかを確認し、もう一度「設定保存」をクリックしてください。
💡 設定画面を閉じる場合は、画面右上の×アイコンをクリックします。保存していない変更は破棄されます。
3-12. 設定を書き出す・読み込む
設定内容をJSONファイルとして書き出し、別のアプリで読み込むことができます。同じ設定のアプリを複数作る場合に利用します。
設定を書き出す手順は次のとおりです。
- 設定画面の上部にある「設定出力」をクリックします。
- JSONファイルがダウンロードされます。
設定画面上部の「設定出力」「設定読込」
設定を読み込む手順は次のとおりです。
- 読み込み先のアプリで、プラグインの設定画面を開きます。
- 画面上部の「設定読込」をクリックします。
- ファイル選択の画面で、書き出したJSONファイルを選択します。
- 「設定を読み込みますか?」という確認画面が表示されます。
- 「読み込む」をクリックします。
- 「設定を読み込みました」と表示されます。
- 画面の内容を確認します。
- 「設定保存」をクリックして確定します。
「設定を読み込みますか?」の確認画面
⚠️ 読み込むと、現在の設定はすべて上書きされます。確認画面にも「現在の設定はすべて上書きされます。読み込み後、「設定保存」を押すと確定されます。」と表示されます。
⚠️ 読み込んだだけでは設定は確定しません。必ず「設定保存」をクリックしてください。
💡 読み込み先のアプリに存在しないフィールドやユーザーの設定は取り込まれず、「※ このアプリに存在しないため取り込めなかった設定があります:」として一覧表示されます。表示された項目は、読み込み後に手動で設定してください。
⚠️ JSONファイル以外を選んだ場合や、ファイルの内容が壊れている場合は「読み込みに失敗しました」と表示されます。このプラグインの「設定出力」で作成したファイル以外を選んだ場合は「設定ファイルの形式が正しくありません」と表示されます。
使い方
4-1. レコード登録時に金融機関を検索して入力する
レコードの追加・編集画面で、金融機関名・金融機関コード・支店名・支店コードをまとめて入力します。
- アプリのレコードの追加画面(または編集画面)を開きます。
- 「検索ボタン配置スペース」に設定したスペースの位置に、「金融機関検索」ボタンが表示されます。
- 「金融機関検索」をクリックします。
- 「金融機関検索」の画面が表示されます。
- 入力欄(「金融機関名検索」)に、金融機関名の一部を入力します。
- 入力欄からカーソルを外す(別の場所をクリックするか、Enter キーを押す)と、該当する金融機関の一覧が表示されます。
- 一覧から対象の金融機関をクリックします。
- 支店の一覧に切り替わります。
- 一覧から対象の支店をクリックします。
- 画面が閉じ、レコードの4つのフィールドに値が自動入力されます。
レコードの追加画面に表示される「金融機関検索」ボタン
自動入力されるフィールドは次のとおりです。
| フィールド | 入力される値 |
|---|---|
| 金融機関名(半角カナ) | 金融機関名の半角カナ |
| 金融機関コード | 金融機関コード |
| 支店名(半角カナ) | 支店名の半角カナ |
| 支店コード | 支店コード |
- 残りの項目(預金種目・口座番号・口座名義・金額など)を入力します。
- 「保存」をクリックします。
💡 金融機関を選び直す場合は、支店一覧の左上にある「金融機関選択へ戻る」をクリックします。画面を閉じる場合は、右上の×アイコンをクリックするか、画面の外側をクリックします。
⚠️ 「金融機関検索」ボタンは、「検索ボタン配置スペース」を設定している場合のみ表示されます。表示されない場合は、設定画面の「フィールド設定」で「検索ボタン配置スペース」が設定されているかを確認してください。
⚠️ 設定画面で「編集不可」にした項目は、レコードの画面で入力できません。値を変えたい場合は「金融機関検索」から選び直してください。
4-2. 全銀データを出力する
- アプリの一覧を表示します。
- 一覧の上部に表示される「全銀データ出力」をクリックします。
- 「全銀データ出力」の画面が表示されます。
一覧の上部に表示される「全銀データ出力」ボタン
- 「利用タイプ」で、「振込(自社口座から各レコードへ)」または「振替(各レコードから自社口座へ)」を選択します。
- 「振込」を選んだ場合は、「種別」で「総合」「給与」「賞与」のいずれかを選択します。
- 「口座情報」で、使用する自社口座を選択します。
- 「振込日」(「振替」の場合は「振替日」)のカレンダーで、日付を指定します。
- 「出力ファイルタイプ」で、「テキスト(.txt)」または「CSV(.csv)」を選択します。
- 「ファイル名設定」で、ファイル名の付け方を選択します(4-4を参照)。
- 「出力エラー設定」で、不備のあるレコードの扱いを選択します(4-5を参照)。
- 画面下部の「振込データ出力」(「振替」の場合は「振替データ出力」)をクリックします。
- ファイルがダウンロードされます。
「全銀データ出力」の画面
各項目の内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用タイプ | 「振込」か「振替」かを選びます。初期値は設定画面で指定した利用タイプです |
| 種別 | 「振込」の場合のみ表示されます。「総合」「給与」「賞与」から選びます(初期値は「総合」) |
| 口座情報 | 設定画面で登録した自社口座から選びます。金融機関名・支店名・預金種目・口座番号が表示されます |
| 振込日/振替日 | 金融機関に依頼する振込日(振替日)を指定します。初期値は今日の日付です |
| 出力ファイルタイプ | 「テキスト(.txt)」または「CSV(.csv)」を選びます |
⚠️ 「振込日」(「振替日」)に過去の日付は指定できません。過去の日付を指定して出力すると「【振込日】過去の日付を選択できません」と表示され、出力されません。
⚠️ 日付を指定しないまま出力しようとすると「振込日を選択してください」と表示されます。
💡 「利用タイプ」と「出力ファイルタイプ」は、この画面で一時的に切り替えられます。切り替えても設定画面の内容は変わりません。
💡 ダウンロードしたファイルは、ブラウザの設定に従って保存先フォルダに保存されます。
4-3. 出力するレコードを絞り込む
出力の対象になるのは、一覧に表示している絞り込み条件に一致するレコードすべてです。
- アプリの一覧で、絞り込み条件を設定します。
- 出力したいレコードだけが表示されている状態にします。
- 「全銀データ出力」をクリックします。
- 4-2の手順で出力します。
kintone標準の「絞り込む」で、出力するレコードの条件を指定する
⚠️ 一覧のチェックボックスで選択したレコードだけを出力することはできません。必ず一覧の絞り込み条件で対象を限定してください。
⚠️ 画面に表示されている件数(1ページ分)ではなく、絞り込み条件に一致するレコードがすべて出力されます。
💡 「出力対象のレコードがありません」と表示された場合は、絞り込み条件に一致するレコードが0件か、すべてのレコードに入力不備があります。
4-4. ファイル名を指定する
「ファイル名設定」で、出力するファイルの名前の付け方を選びます。
| 選択肢 | ファイル名 |
|---|---|
| 口座情報_出力日時 | 「金融機関名_支店名_口座番号_出力日時」の形式で自動的に付けられます(出力日時は年月日時分秒の14桁) |
| ファイル名を指定 | 入力した文字がそのままファイル名になります |
| フィールドの値をファイル名に使用する | 選択したフィールドの値がファイル名になります |
「ファイル名を指定」を選ぶ場合の手順は次のとおりです。
- 「ファイル名を指定」をクリックします。
- 「ファイル名」の入力欄が表示されます。
- 入力欄にファイル名を入力します。
「ファイル名を指定」を選ぶと、「ファイル名」の入力欄が表示される
「フィールドの値をファイル名に使用する」を選ぶ場合の手順は次のとおりです。
- 「フィールドの値をファイル名に使用する」をクリックします。
- 「フィールド選択」のプルダウンが表示されます。
- プルダウンから、ファイル名に使うフィールドを選択します。
「フィールドの値をファイル名に使用する」を選ぶと、「フィールド選択」のプルダウンが表示される
⚠️ 「ファイル名を指定」を選んでファイル名を入力しないまま出力しようとすると、「ファイル名を入力してください」と表示されます。
⚠️ 「フィールドの値をファイル名に使用する」を選んでフィールドを選択しないまま出力しようとすると、「フィールドを選択してください」と表示されます。
⚠️ 「フィールドの値をファイル名に使用する」で使われるのは、出力対象のレコードのうち、そのフィールドに値が入っている最初のレコードの値です。レコードごとにファイルが分かれるわけではありません。値が入っているレコードが1件もない場合は、「選択したフィールドに値が入っているレコードがありません」と表示されます。
💡 「フィールド選択」のプルダウンに表示されるのは、文字列(1行)、ラジオボタン、ドロップダウンのフィールドです。
💡 拡張子(.txt または .csv)は自動で付きます。ファイル名に拡張子を入力する必要はありません。
4-5. 入力に不備のあるレコードがあったときの動き
出力の前に、対象レコードの入力内容が自動でチェックされます。「出力エラー設定」で、不備のあるレコードの扱いを選びます。
| 選択肢 | 動作 |
|---|---|
| 問題のあるレコードをスキップして出力する | 不備のあるレコードを除いて出力します。除いたレコードは出力後に一覧表示されます |
| 問題のあるレコードをエラーとして表示し中断する | 不備が1件でもあれば出力を中止します。ファイルは作成されません |
「出力エラー設定」で「問題のあるレコードをスキップして出力する」を選んだ状態
「出力エラー設定」で「問題のあるレコードをエラーとして表示し中断する」を選んだ状態
💡 「出力エラー設定」で選んだ内容は、このブラウザに記憶され、次回の初期値になります(はじめは「問題のあるレコードをスキップして出力する」が選ばれています)。
チェックされる内容と、表示されるメッセージは次のとおりです。
| チェック内容 | 表示されるメッセージ |
|---|---|
| 金融機関コードが空 | 金融機関コードが未入力です |
| 支店コードが空 | 支店コードが未入力です |
| 預金種目が未選択 | 預金種目が未入力です |
| 口座番号が空 | 口座番号が未入力です |
| 口座名義が空 | 口座名義が未入力です |
| 金額が空、または0以下 | 金額が未入力または0以下です |
「問題のあるレコードをスキップして出力する」を選んだ場合、出力後に「スキップしたレコード」の画面が表示されます。
- ファイルがダウンロードされます。
- 「スキップしたレコード」の画面が表示されます。
- 「スキップ件数」と、除外されたレコードのレコード番号・理由を確認します。
- 「閉じる」をクリックします。
「問題のあるレコードをエラーとして表示し中断する」を選んだ場合は、次のように動作します。
- 「出力エラー」の画面が表示されます。
- 「エラー件数」と、対象レコードのレコード番号・理由を確認します。
- 「閉じる」をクリックします。
- 表示されたレコードを修正します。
- あらためて4-2の手順で出力します。
⚠️ 「問題のあるレコードをエラーとして表示し中断する」を選んだ場合、ファイルの出力も一括自動更新も行われません。
💡 出力前に不備を確認したい場合は、「問題のあるレコードをエラーとして表示し中断する」を選んでおくと安全です。
4-6. 出力後にレコードを自動更新する
設定画面で「一括自動更新機能」を有効にしている場合、ファイルの出力に成功すると、出力対象になったレコードが自動で更新されます。
- 4-2の手順でファイルを出力します。
- 出力対象のレコードが、設定した値に一括更新されます。
- 一覧が自動的に再読み込みされ、更新後の値が表示されます。
⚠️ 更新されるのは、実際にファイルへ出力されたレコードのみです。「問題のあるレコードをスキップして出力する」で除外されたレコードは更新されません。
⚠️ 更新は取り消せません。二重に出力すると、対象レコードが再度更新されます。出力前に一覧の絞り込み条件を必ず確認してください。
💡 「スキップしたレコード」の画面が表示された場合、一覧の再読み込みは「閉じる」をクリックした後に行われます。
4-7. モバイルでの利用
モバイル版では、レコードの追加・編集画面で次の機能が使えます。
- 「金融機関検索」(「検索ボタン配置スペース」を設定している場合)。操作は4-1と同じです
- 「編集不可」(3-6で設定した項目は、モバイル版でも入力できません)
⚠️ 全銀データの出力は、モバイル版ではできません。パソコンのブラウザから行ってください。
制限事項・注意点
5-1. 利用環境に関する制限
- 全銀データの出力はパソコン版のみです。モバイル版で使えるのは「金融機関検索」と「編集不可」だけです。
- 「全銀データ出力」ボタンは一覧にのみ表示されます。レコードの詳細画面からは出力できません。
- 「金融機関検索」は外部の金融機関データベースへ接続します。外部への通信が制限されている環境では利用できません。
5-2. 出力対象に関する制限
- 出力対象は、一覧の絞り込み条件に一致するレコードすべてです。チェックボックスで選択したレコードだけを出力することはできません。
- 「振込日」(「振替日」)に過去の日付は指定できません。
- 入力に不備のあるレコードは、設定に応じてスキップされるか、出力が中断されます。
5-3. 出力される値に関する制限
- 出力ファイルの文字コードはShift-JIS、改行コードはCR+LFです。「テキスト」の場合は1行120バイトの固定長になります。
- 桁数の上限を超えた文字は、次のとおり切り捨てられます。
| 項目 | 上限 |
|---|---|
| 自社口座の口座名義 | 半角40文字 |
| 自社口座の金融機関名(カナ)・支店名(カナ) | 各 半角15文字 |
| レコードの金融機関名・支店名 | 各 半角15文字 |
| レコードの口座名義 | 半角30文字 |
- 「金融機関名(半角カナ)」「支店名(半角カナ)」のフィールドの値は、変換されずにそのまま出力されます。全角文字が入力されていると、桁数がずれる原因になります。半角カナで入力してください。
- 「口座名義(半角カナ)」の値は、全角カナが入力されていても自動で半角カナに変換されます。
- 「金融機関コード」は4桁、「支店コード」は3桁、「口座番号」は7桁、「委託者/依頼人コード」は10桁になるよう、左側が0で埋められます。
- 金額は10桁になるよう左側が0で埋められます。10桁を超える金額は切り捨てられずにそのまま出力されるため、固定長の桁がずれます。1件あたりの金額は10桁(9,999,999,999円)以内にしてください。
- 「顧客番号」は「振替」のデータにのみ出力されます。「振込」のデータには出力されません。
- 「新規コード」「手形交換所番号」は、設定画面で指定した値がすべてのデータ行に共通で設定されます。レコードごとに変えることはできません。
- 出力するファイルの内容が、提出先の金融機関のフォーマット仕様に合っているかは、必ず金融機関の仕様書と照らして確認してください。
5-4. 設定に関する注意
- 「フィールド設定」の項目は、「検索ボタン配置スペース」と「顧客番号」以外すべて必須です。未設定の場合、パソコン版でアプリの画面を開いたときに警告が表示され、出力機能は動作しません。
- 「口座情報」を1件も登録していない場合、パソコン版でアプリの画面を開いたときに「口座情報」「プラグインの設定が完了していません」という警告が表示されます。
- 同じフィールドを、「フィールド設定」の複数の項目に割り当てることはできません。
- 「フィールド設定」で割り当て済みのフィールドは、「一括自動更新機能」の対象フィールドに指定できません。
- 「一括自動更新機能」の対象にできるのは、文字列(1行)、文字列(複数行)、リッチエディター、リンク、数値、ラジオボタン、ドロップダウン、チェックボックス、複数選択、日付のフィールドのみです。
- 「出力権限」の設定は「全銀データ出力」ボタンの表示を制御するものです。レコードの閲覧・編集の制限は、kintoneのアクセス権で別途設定してください。
- 「設定読込」で取り込んだ設定は、「設定保存」をクリックするまで確定しません。