このプラグインでできること
kintone標準のルックアップは、1つのフィールドに対して参照先アプリを1つしか指定できません。
このプラグインを使うと、1つのキーフィールドから複数のアプリを横断してルックアップできます。
取得元アプリごとに、絞り込み条件・コピーするフィールド・ルックアップ対象にする条件を個別に設定できます。
テーブル(サブテーブル)の行の中でもルックアップできます。
見た目と操作は標準のルックアップとほぼ同じです。
主な機能
- 1つのキーフィールドに、取得元アプリを複数登録できます
- 候補が1件のときは自動で値がコピーされます
- 候補が複数のときは「ルックアップ」モーダルで選べます
- 取得元アプリごとに「絞り込み設定」でレコードを限定できます
- 取得元アプリごとに「条件設定」で、参照するかどうかを自動で切り替えられます
- コピー先フィールドごとに「編集不可」「ルックアップ時に表示」を指定できます
- 1つのアプリの中に、ルックアップ設定をタブで複数持てます
- テーブル(サブテーブル)の中のフィールドをキーにできます
- 設定をJSONファイルに書き出し、別のアプリへ読み込めます
- PC(デスクトップ)とモバイルの両方で使えます
マルチルックアッププラグインの設定画面(初めて開いたとき)
動作環境・前提条件
2-1. 必要な権限
| 対象 | 必要な権限 |
|---|---|
| プラグインを設定する人 | このアプリの「アプリ管理権限」 |
| ルックアップを使う人 | 取得元アプリの「アプリの閲覧権限」と「レコードの閲覧権限」 |
⚠️ 取得元アプリの閲覧権限がない利用者には、そのアプリのレコードは表示されません。権限のあるアプリだけから取得します。取得元アプリを1つも参照できなかった場合は、「取得元アプリの閲覧権限がないため、データを取得できませんでした」というメッセージが表示されます。
2-2. 事前に準備するフィールド
設定を始める前に、このアプリ(ルックアップを使う側のアプリ)に次のフィールドを用意します。
- キーにする「文字列(1行)」フィールドを1つ追加します。
- 取得した値を入れるコピー先フィールドを追加します。
- コピー先フィールドの型を、取得元アプリのフィールドの型に合わせます。
💡 コピー先フィールドは必須ではありません。キーフィールドだけでも、値の存在チェックとして利用できます。
⚠️ キーにできるのは「文字列(1行)」フィールドだけです。数値や日付のフィールドはキーに指定できません。
2-3. キー・コピー先に指定できないフィールド
このアプリ側で、次のフィールドは選択肢に表示されません。
| フィールド | 理由 |
|---|---|
| 作業者 / ステータス / カテゴリー / 添付ファイル | プラグインの対象外のため |
| レコード番号 / 作成者 / 作成日時 / 更新者 / 更新日時 | 自動で値が入るため |
| kintone標準のルックアップが設定されているフィールド | 標準ルックアップと競合するため |
2-4. テーブル(サブテーブル)を使う場合
- キーをテーブルの中のフィールドにすると、コピー先は同じテーブルの中のフィールドだけを選べます。
- キーをテーブルの外のフィールドにすると、コピー先はテーブルの外のフィールドだけを選べます。
設定手順
3-1. 設定画面を開く
- 対象のアプリを開きます。
- 画面右上の歯車アイコンから「アプリの設定」を開きます。
- 「設定」タブの「プラグイン」を選びます。
- 一覧から「マルチルックアッププラグイン」の歯車アイコンをクリックします。
プラグインの設定画面が表示されます。
プラグインの一覧で、マルチルックアッププラグインの歯車アイコンをクリック
3-2. 設定画面の全体構成
設定画面は次の3つの部分に分かれています。
| 部分 | 内容 |
|---|---|
| ヘッダー | 「設定保存」「設定出力」「設定読込」と、画面を閉じるボタン |
| タブ | ルックアップ設定の切り替えと追加 |
| 設定エリア | 「フィールド設定」と「取得アプリ」 |
タブと「フィールド設定」が表示された設定画面
💡 ヘッダーの「設定保存」は、キーボードの「Ctrl」+「S」でも実行できます。
3-3. ルックアップ設定を追加する
1つのアプリの中に、ルックアップ設定を複数持てます。設定はタブで切り替えます。
- タブの右端にある「+」アイコンをクリックします。
新しいタブが追加され、そのタブが選択された状態になります。
「+」アイコンで追加されたタブ
💡 タブの名前には、そのタブで選んだキーフィールドの名前が表示されます。キーフィールドを選ぶまでは「ルックアップ」と表示されます。
3-4. キーにするフィールドを選ぶ
- 「フィールド設定」の「キーにするフィールドを選択(文字列_1行)」の入力欄をクリックします。
- 一覧から、キーにする「文字列(1行)」フィールドを選びます。
キーフィールドを選ぶと、下に「ほかのフィールドを選択(コピー先)」が表示されます。
キーにする文字列(1行)フィールドを選ぶ
💡 入力欄に文字を入力すると、フィールド名で絞り込めます。
⚠️ キーフィールドを後から変更すると、登録済みの取得アプリのキーの対応付けが自動でやり直されます。変更後は各取得アプリの「フィールドコピー設定」を必ず確認してください。
3-5. 「直接入力を許可する」を設定する
キーフィールドの右側にある「直接入力を許可する」のチェックです。初期状態はオフです。
- 入力欄に打ち込んだ値をそのまま保存したい場合は、「直接入力を許可する」にチェックを入れます。
キーフィールドの右側にある「直接入力を許可する」
| 状態 | 動作 |
|---|---|
| オフ(初期状態) | 「取得」を押して取得した値だけが保存されます |
| オン | 「取得」を押さずに入力した値も、そのまま保存されます |
⚠️ オフのままだと、入力欄に文字を打っただけでは値が保存されません。マスタにない値も手入力したい場合は、必ずオンにしてください。
3-6. コピー先フィールドを設定する
取得したレコードの値を、このアプリのどのフィールドに入れるかを指定します。
- 「ほかのフィールドを選択(コピー先)」の下にある「+コピーフィールドを追加」をクリックします。
- 表示された入力欄をクリックします。
- 一覧から、値を入れたいフィールドを選びます。
コピー先にするフィールドを選ぶ
コピー先を追加・削除するときは、行の右側にあるアイコンを使います。
| アイコン | 動作 |
|---|---|
| +(プラス) | この行の下に、コピー先の行を1行追加します |
| −(マイナス) | この行を削除します |
💡 「−」アイコンは、コピー先の行が2行以上あるときだけ表示されます。
⚠️ キーフィールドとして選んだフィールド、および既にコピー先として選んだフィールドは、選択肢に表示されません。
3-7. 「編集不可」と「ルックアップ時に表示」
コピー先の各行には、2つのチェックがあります。どちらも初期状態はオンです。
| 項目 | オンのとき | オフのとき |
|---|---|---|
| 「編集不可」 | レコードの追加・編集画面で、そのフィールドを編集できなくします | 利用者が手で書き換えられます |
| 「ルックアップ時に表示」 | 「ルックアップ」モーダルの一覧に、そのフィールドの列を表示します | モーダルには表示されません(値のコピーは行われます) |
コピー先の行にある「編集不可」「ルックアップ時に表示」
💡 「ルックアップ時に表示」は、候補を選ぶときの判断材料になる項目だけをオンにすると見やすくなります。
⚠️ 「ルックアップ時に表示」をオフにしても、値はコピーされます。表示するかどうかだけの設定です。
3-8. 取得アプリを追加する
キーフィールドを選ぶと、「取得アプリ」の欄が表示されます。ここに取得元のアプリを登録します。
- 「取得アプリ」の「+ 取得アプリを追加」をクリックします。
「+ 取得アプリを追加」ボタン
「ルックアップ設定」モーダルが開きます。
- モーダル上部の「アプリ検索」の入力欄に、取得元アプリの名前を入力します。
- キーボードの「Enter」を押します。
- 表示された候補から、対象のアプリをクリックします。
「アプリ情報」に「アプリID:」と「アプリ名:」が表示されます。
「ルックアップ設定」モーダル。上部の「アプリ検索」で取得元アプリを探す
⚠️ 「アプリ検索」は、入力しただけでは検索されません。「Enter」を押すか、入力欄の外をクリックすると候補が表示されます。
💡 入力欄の右側の「✕」をクリックすると、入力したキーワードを消せます。
💡 「アプリ名:」のリンクをクリックすると、そのアプリを別タブで開けます。設定内容を確認したいときに便利です。
3-9. 「フィールドコピー設定」でフィールドを対応付ける
取得元アプリのどのフィールドから値を持ってくるかを指定します。
左側にこのアプリのフィールド名、右側に取得元アプリのフィールドの選択欄が並びます。
キーフィールドの行には、フィールド名の後ろに「(キー)」と表示されます。
- 「(キー)」の行で、取得元アプリの照合用フィールドを選びます。
- コピー先フィールドの行で、値を持ってくる取得元アプリのフィールドをそれぞれ選びます。
「フィールドコピー設定」。左がこのアプリ、右が取得元アプリのフィールド
💡 アプリを選んだ時点で、型が合うフィールドが自動で仮設定されます。内容を確認し、違う場合は選び直してください。
💡 値を入れたくない行は「-- 値を指定しない --」を選びます。その場合、そのフィールドは空の値でコピーされます。
選択肢に表示されるのは、型が対応するフィールドだけです。対応関係は次のとおりです。
| このアプリのフィールドの型 | 選択できる取得元アプリのフィールドの型 |
|---|---|
| キーの行(文字列(1行)) | レコード番号 / 文字列(1行)/ 数値 |
| 文字列(1行) | レコード番号 / 文字列(1行)/ ラジオボタン / ドロップダウン / リンク |
| 文字列(複数行) | 文字列(複数行) |
| リッチエディター | リッチエディター |
| 数値 | レコード番号 / 数値 / 計算 |
| ラジオボタン | ラジオボタン |
| チェックボックス | チェックボックス |
| ドロップダウン | ドロップダウン |
| 複数選択 | 複数選択 |
| 日付 | 日付 |
| 時刻 | 時刻 |
| 日時 | 日時 / 作成日時 / 更新日時 |
| リンク | リンク |
| ユーザー選択 | ユーザー選択 |
| 組織選択 | 組織選択 |
| グループ選択 | グループ選択 |
⚠️ 取得元アプリのテーブル(サブテーブル)の中にあるフィールドは選べません。テーブルの外にあるフィールドだけが選択肢に表示されます。
⚠️ 上の表に記載のない型のフィールド(計算、関連レコード一覧など)は、コピー先に指定しないでください。対応する取得元フィールドがなく、正しく設定できません。
3-10. 「絞り込み設定」で取得対象レコードを限定する
取得元アプリの中から、ルックアップの対象にするレコードを限定します。
見出しの下に「「(アプリ名)」から取得するレコードの絞り込み条件」と表示されます。
- 「絞り込み設定」の1つ目の入力欄をクリックします。
- 一覧から、絞り込みに使う取得元アプリのフィールドを選びます。
- 中央の欄で、演算子を選びます。
- 右側の欄に、比較する値を入力または選択します。
「絞り込み設定」。フィールド・演算子・値の順に指定する
条件を追加・削除するときは、行の右側にあるアイコンを使います。
| アイコン | 動作 |
|---|---|
| +(プラス) | この行の下に、条件の行を1行追加します |
| −(マイナス) | この行を削除します |
条件を2行にした状態。行の右側の「+」「−」で増やしたり消したりする
⚠️ 条件を複数行設定した場合は、すべての条件を満たすレコードだけが対象になります(AND条件)。「どれか1つを満たす」というOR条件は設定できません。
💡 絞り込みをやめたいときは、フィールドの欄で「すべてのレコード」を選びます。すべてのレコードが対象になります。
⚠️ 絞り込みに使えるのは、取得元アプリのテーブル(サブテーブル)の外にあるフィールドだけです。
演算子は、選んだフィールドの型によって自動的に切り替わります。
| フィールドの型 | 選べる演算子 |
|---|---|
| 文字列(1行)/ リンク | 「=(等しい)」「≠(等しくない)」「次のキーワードを含む」「次のキーワードを含まない」 |
| 文字列(複数行) | 「次のキーワードを含む」「次のキーワードを含まない」「空欄である」「空欄ではない」 |
| リッチエディター | 「次のキーワードを含む」「次のキーワードを含まない」 |
| 数値 / 計算 / レコード番号 | 「=(等しい)」「≠(等しくない)」「≦(以下)」「≧(以上)」 |
| 日付 / 時刻 / 日時 / 作成日時 / 更新日時 | 「=(等しい)」「≠(等しくない)」「<(より前)」「≦(以前)」「≧(以降)」「>(より後)」 |
| ラジオボタン / チェックボックス / ドロップダウン / 複数選択 / ユーザー選択 / 組織選択 / グループ選択 / 作成者 / 更新者 | 「次のいずれかを含む」「次のいずれも含まない」 |
数値・レコード番号のフィールドを選んだときの演算子
選択肢のフィールドを選んだ場合は、値の欄に選択肢が並びます。クリックして選ぶと、チェックマークが付きます。
- 未入力のレコードを対象にしたいときは、先頭の「--」を選びます。
- ユーザー選択・組織選択・グループ選択の場合は、入力欄に名前を入力し、表示された候補をクリックして追加します。
- 追加した候補は「✕」をクリックすると外せます。
⚠️ 「次のいずれかを含む」「次のいずれも含まない」を選んだまま値を1つも選ばずに「設定」を押すと、その行の下に「値が選択されていません」と表示され、保存できません。
3-11. 「条件設定」で参照先を切り替える
その取得元アプリを、そもそもルックアップの対象にするかどうかを判定します。
判定に使うのは、このアプリ(入力中のレコード)のフィールドの値です。
見出しの下に「「(アプリ名)」をルックアップ対象とする条件」と表示されます。
- 「条件設定」の1つ目の入力欄をクリックします。
- 一覧から、判定に使うこのアプリのフィールドを選びます。
- 中央の欄で、演算子を選びます。
- 右側の欄に、比較する値を入力または選択します。
「条件設定」。このアプリのフィールドで判定する
条件を満たさない場合、その取得元アプリは検索されません。
💡 使用例:「区分」がドロップダウンの場合、法人マスタ側の条件設定を「区分」「次のいずれかを含む」「法人」にします。個人マスタ側は「個人」にします。これで、区分の値によって参照先が自動で切り替わります。
💡 条件を付けないときは、フィールドの欄で「条件を設定しない」を選びます。常にルックアップの対象になります。
⚠️ 条件を複数行設定した場合は、すべての条件を満たすときだけ対象になります(AND条件)。
⚠️ 条件設定に使えるのは、このアプリのテーブル(サブテーブル)の外にあるフィールドだけです。
演算子の種類は「3-10. 「絞り込み設定」で取得対象レコードを限定する」の表と同じです。
3-12. 取得アプリの設定を確定する
- モーダル下部の「設定」をクリックします。
モーダルが閉じ、「取得アプリ」の一覧にカードが追加されます。
モーダル下部の「キャンセル」「設定」
💡 設定をやめる場合は「キャンセル」をクリックします。入力した内容は保存されません。
3-13. 取得アプリの並び替え・編集・削除
登録した取得アプリは、カード形式で一覧表示されます。
カードには次の情報が表示されます。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名(アプリID) | クリックすると、そのアプリを別タブで開きます |
| じょうごアイコンの右 | 「絞り込み設定」の内容。未設定の場合は「絞り込み条件なし(すべてのレコード)」 |
| 虫めがねアイコンの右 | 「条件設定」の内容。未設定の場合は「ルックアップ対象条件なし」 |
取得アプリのカード一覧
並び替える
- カード左端の点が6つ並んだアイコンにマウスカーソルを合わせます。
- そのままドラッグして、順番を入れ替えます。
編集する
- カードの鉛筆アイコンをクリックします。
「ルックアップ設定」モーダルが、登録済みの内容で開きます。
削除する
- カードのごみ箱アイコンをクリックします。
- 「この設定を削除しますか?」というダイアログで「削除する」をクリックします。
「この設定を削除しますか?」のダイアログ
💡 削除をやめる場合は「いいえ」をクリックします。
3-14. 設定を保存する
- 画面左上の「設定保存」をクリックします。
設定が保存され、アプリへの反映まで自動で行われます。
画面左上の「設定保存」
💡 このプラグインは「設定保存」を押すと、アプリの「変更を反映」まで自動で実行します。「アプリの設定」画面に戻って「変更を反映」を押す必要はありません。
⚠️ 反映に失敗した場合は「更新処理に失敗しました」と表示されます。時間をおいて、もう一度「設定保存」をクリックしてください。
3-15. ルックアップ設定を削除する
タブ単位でルックアップ設定を削除します。
- 削除したい設定のタブを選びます。
- 設定エリアの下部にある「削除」をクリックします。
- 「このルックアップ設定を削除しますか?」というダイアログで「削除する」をクリックします。
- 画面左上の「設定保存」をクリックします。
設定エリアの下部にある「削除」
⚠️ 「削除する」をクリックしただけでは確定しません。必ず「設定保存」をクリックしてください。
3-16. 設定をファイルに出力する/読み込む
作った設定をJSONファイルとして書き出し、別のアプリへ読み込めます。
書き出す
- 画面右上の「設定出力」をクリックします。
multi-lookup-config-(アプリID).json というファイルがダウンロードされます。
画面右上の「設定出力」「設定読込」
読み込む
- 読み込み先のアプリで、プラグインの設定画面を開きます。
- 画面右上の「設定読込」をクリックします。
- ファイル選択画面で、書き出したJSONファイルを選びます。
- 「設定を読み込みますか?」というダイアログで「読み込む」をクリックします。
- 「設定を読み込みました」と表示されたら、内容を確認します。
- 画面左上の「設定保存」をクリックします。
「設定を読み込みますか?」のダイアログ
⚠️ 読み込むと、現在の設定はすべて上書きされます。読み込み前に「設定出力」でバックアップを取ることをおすすめします。
⚠️ 「設定保存」を押すまで確定しません。読み込んだだけの状態で画面を閉じると、設定は反映されません。
💡 このアプリのフィールドは、フィールドコードをもとに読み込み先アプリのフィールドへ自動で対応付けられます。読み込み先に同じフィールドコードがない場合、そのフィールドは未設定になります。読み込み後は必ず内容を確認してください。
読み込みに失敗した場合は、次のメッセージが表示されます。
| メッセージ | 原因 |
|---|---|
| 「読み込みに失敗しました」 | ファイルがJSON形式として読み取れません |
| 「設定ファイルの形式が正しくありません」 | このプラグインで書き出したファイルではありません |
3-17. 設定項目の一覧
| 項目名 | 場所 | 内容 | 初期状態 |
|---|---|---|---|
| 「キーにするフィールドを選択(文字列_1行)」 | フィールド設定 | 検索のキーにする文字列(1行)フィールド | 未選択 |
| 「直接入力を許可する」 | フィールド設定 | 取得せずに入力した値も保存するか | オフ |
| 「ほかのフィールドを選択(コピー先)」 | フィールド設定 | 取得した値を入れるフィールド | 未設定 |
| 「編集不可」 | フィールド設定(コピー先の各行) | コピー先を編集できなくするか | オン |
| 「ルックアップ時に表示」 | フィールド設定(コピー先の各行) | モーダルの一覧に列を表示するか | オン |
| 「アプリ検索」 | ルックアップ設定モーダル | 取得元アプリを名前で検索 | 未入力 |
| 「フィールドコピー設定」 | ルックアップ設定モーダル | 取得元アプリのどのフィールドから値を取るか | 型が合うフィールドを自動選択 |
| 「絞り込み設定」 | ルックアップ設定モーダル | 取得元アプリの対象レコードを限定 | 「すべてのレコード」 |
| 「条件設定」 | ルックアップ設定モーダル | そのアプリを対象にするかの判定条件 | 「条件を設定しない」 |
| 取得アプリの並び順 | 取得アプリ | ドラッグで並び替え | 追加した順 |
操作手順
4-1. レコードを追加してルックアップする(PC)
- アプリの一覧画面で「+」をクリックし、レコードの追加画面を開きます。
キーフィールドが、入力欄と「取得」「クリア」のボタンに置き換わって表示されます。
キーフィールドに表示される入力欄と「取得」「クリア」
- 入力欄に、検索したい値を入力します。
- 「取得」をクリックします。
検索結果によって、次のように動作します。
| 検索結果 | 動作 |
|---|---|
| 1件 | 自動で値がコピーされ、「参照先からデータが取得されました。」と表示されます |
| 複数件 | 「ルックアップ」モーダルが開きます |
| 0件 | 「データがありません。」と表示されます |
取得に成功したときの「参照先からデータが取得されました。」
💡 入力欄でキーボードの「Enter」を押しても、「取得」をクリックしたときと同じ動作になります。
💡 入力欄を空のまま「取得」をクリックすると、絞り込み設定を満たすすべてのレコードが候補になります。
⚠️ キーの照合先が「文字列(1行)」の場合は部分一致で検索します。「レコード番号」「数値」の場合は完全一致で検索します。
- 残りの項目を入力します。
- 「保存」をクリックします。
4-2. 候補が複数あるときに選ぶ
候補が複数見つかると、「ルックアップ」モーダルが開きます。
「ルックアップ」モーダル。右端の列に取得元アプリが表示される
モーダルの構成は次のとおりです。
| 部分 | 内容 |
|---|---|
| 左上のドロップダウン | 取得元アプリで絞り込みます。初期値は「すべてのアプリ」 |
| 右上の「全 ○ 件」 | 現在の絞り込みでの該当件数 |
| 一覧の列 | キーフィールドと、「ルックアップ時に表示」がオンのコピー先フィールド |
| 「取得元アプリ」列 | そのレコードがどのアプリのものかを表示 |
- 一覧から、取り込みたいレコードを探します。
- その行の「選択」をクリックします。
モーダルが閉じ、値がレコードにコピーされます。
各行の左端にある「選択」
💡 特定のアプリの候補だけを見たいときは、左上のドロップダウンでアプリ名を選びます。
💡 候補は各アプリごとに100件ずつ読み込まれます。一覧を下までスクロールすると、続きが自動で読み込まれます。
⚠️ 取り込まずに閉じる場合は、「キャンセル」またはモーダル右上の閉じるアイコンをクリックします。値はコピーされません。
4-3. 取得した値をクリアする
- キーフィールドの「クリア」をクリックします。
キーフィールドの値と、すべてのコピー先フィールドの値が空になります。
キーフィールドの「クリア」
💡 別のレコードを取得し直したいときは、「クリア」を押してから入力し直してください。
4-4. 直接入力で値を登録する
「直接入力を許可する」がオンに設定されている場合の操作です。
- キーフィールドの入力欄に、値を入力します。
- 入力欄の外をクリックします。
- 「保存」をクリックします。
「取得」を押さなくても、入力した値がそのまま保存されます。
キーフィールドに値を直接入力したところ
⚠️ 「直接入力を許可する」がオフの場合、入力欄に文字を打っただけでは保存されません。必ず「取得」をクリックして値を確定してください。
⚠️ 直接入力した場合、コピー先フィールドには値が入りません。コピー先も必要な場合は「取得」を使ってください。
4-5. テーブル(サブテーブル)内で使う
キーフィールドがテーブルの中にある場合の操作です。
- レコードの追加画面または編集画面を開きます。
テーブルの各行に、入力欄と「取得」「クリア」のボタンが表示されます。
- 値を取り込みたい行の入力欄に、値を入力します。
- 同じ行の「取得」をクリックします。
テーブルの行に表示される入力欄と「取得」「クリア」
その行のコピー先フィールドにだけ値が入ります。ほかの行には影響しません。
- 行を追加する場合は、テーブル右側の「+」をクリックします。
追加された行にも、入力欄と「取得」「クリア」のボタンが表示されます。
追加した行にも「取得」「クリア」が表示される
⚠️ キーがテーブルの中にある場合、コピー先も同じテーブルの中のフィールドに限られます。テーブルの外のフィールドには値をコピーできません。
4-6. 参照先が自動で切り替わる動き
取得アプリに「条件設定」を設定している場合の動きです。
- 条件設定で指定したフィールド(例:「区分」)に値を入力します。
- キーフィールドの入力欄に、検索したい値を入力します。
- 「取得」をクリックします。
条件を満たす取得アプリだけが検索されます。条件を満たさないアプリは検索されません。
条件設定に使うフィールド(例:「区分」)を先に入力する
⚠️ 判定は「取得」をクリックした時点の値で行われます。条件に使うフィールドを先に入力してから「取得」をクリックしてください。
💡 どの取得アプリも条件を満たさない場合は、検索対象がなくなるため「データがありません。」と表示されます。
4-7. モバイルで使う
モバイル版でも、PCと同じようにルックアップできます。
- モバイルでアプリを開き、レコードの追加画面または編集画面を開きます。
キーフィールドに、入力欄と「取得」「クリア」のボタンが表示されます。
モバイル版のキーフィールドと「取得」「クリア」
- 入力欄に、検索したい値を入力します。
- 「取得」をタップします。
候補が複数ある場合は、「ルックアップ」モーダルがカード形式で開きます。
モバイル版の「ルックアップ」モーダル(カード形式)
- 取り込みたいカードをタップします。
モーダルが閉じ、値がレコードにコピーされます。
💡 モバイルではカード全体がボタンになっています。「選択」ボタンはありません。
⚠️ モバイルでは、取得に成功してもメッセージは表示されません。値が入ったかどうかは、画面上のフィールドで確認してください。
⚠️ 該当データがない場合は、画面上部に「データがありません。」という通知が表示されます。
4-8. 画面に表示されるメッセージ一覧
| メッセージ | 表示されるタイミング | 対処 |
|---|---|---|
| 「参照先からデータが取得されました。」 | 取得に成功したとき(PCのみ) | 対処不要 |
| 「データがありません。」 | 該当するレコードが1件もないとき | 入力値・絞り込み設定・条件設定を確認します |
| 「取得元アプリの閲覧権限がないため、データを取得できませんでした」 | 閲覧権限がなく、取得元アプリを1つも参照できなかったとき | アプリ管理者に閲覧権限の付与を依頼します |
| 「フィールドのマッピング設定に問題があります」 | キーの対応付けが正しく設定されていないとき | アプリ管理者に「フィールドコピー設定」の確認を依頼します |
| 「データの取得中にエラーが発生しました」 | 取得処理で想定外のエラーが起きたとき | 画面を再読み込みし、もう一度お試しください |
💡 モバイルでは、下3つのエラーメッセージは末尾に「。」が付いた文言で通知されます。
制限事項・注意点
5-1. 設定に関する制限
- キーにできるのは「文字列(1行)」フィールドだけです。
- kintone標準のルックアップが設定されているフィールドは、キーにもコピー先にも選べません。
- 作業者・ステータス・カテゴリー・添付ファイルは、キー・コピー先・絞り込み・条件設定のいずれにも使えません。
- このアプリのレコード番号・作成者・作成日時・更新者・更新日時は、キー・コピー先・条件設定に使えません。
- キーがテーブルの中にある場合、コピー先は同じテーブルの中のフィールドだけです。
- キーがテーブルの外にある場合、コピー先はテーブルの外のフィールドだけです。
- 取得元アプリのテーブル(サブテーブル)の中のフィールドは、「フィールドコピー設定」「絞り込み設定」のどちらにも使えません。
- このアプリのテーブルの中のフィールドは、「条件設定」に使えません。
- 「絞り込み設定」「条件設定」の複数行は、すべてAND条件です。OR条件は設定できません。
- 「3-9. 「フィールドコピー設定」でフィールドを対応付ける」の型の対応表に記載のない型(計算、関連レコード一覧など)は、コピー先に指定できません。
5-2. 動作に関する制限
- プラグインが動作するのは、レコードの追加画面と編集画面だけです。
- 一覧画面のインライン編集、レコードの詳細画面では動作しません。
- 取得元アプリからは、1回につきアプリごとに100件ずつ読み込みます。続きはモーダルをスクロールすると読み込まれます。
- 取得した値は、取得した時点のものです。取得元アプリのレコードが後から更新されても、自動では反映されません。最新の値にしたい場合は、レコードの編集画面で「取得」をやり直してください。
- 利用者に閲覧権限がない取得元アプリは、検索対象から自動的に外れます。利用者によって候補の件数が変わる場合があります。
- 複数の取得元アプリに同じキー値のレコードがある場合、それぞれが候補として表示されます。1件に自動でコピーされるのは、全アプリを合わせて候補が1件だけのときです。
- モバイルでは、取得に成功したときのメッセージは表示されません。
5-3. 運用上の注意
⚠️ フィールドを削除すると、そのフィールドを使っていた設定は無効になります。設定画面を開いた時点で、削除済みフィールドを参照していた設定は自動的に取り除かれ、保存されます。フィールドを削除したあとは、必ず設定画面を開いて内容を確認してください。
⚠️ キーフィールドを変更すると、登録済みの取得アプリのキーの対応付けが自動でやり直されます。変更後は各取得アプリの「フィールドコピー設定」を開いて確認してください。
⚠️ 「編集不可」をオフにすると、利用者がコピー先の値を手で書き換えられます。マスタの値と食い違うことがあるため、通常はオンのままの運用を推奨します。
💡 取得元アプリのフィールドを削除・変更した場合も、設定の見直しが必要です。「フィールドコピー設定」で対応付けが外れていないか確認してください。